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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十九話 木星破壊作戦  
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。どちらにしろよい神でないのは間違いないです」
留美も言う。
「私達にとってもこの世界にとっても」
「いるならばいずれ姿を見せる」
ここで言ったのはアムロだった。
「俺達が戦いその神の思惑に反しているのならな」
「その鍵はやはり天使なのか?」
ブライトは天使達に注目していた。
「一万二千年前にこの世界を滅ぼした」
「だとすればおそらくな」
アムロもその可能性を否定しなかった。
「どちらにしろ天使達とも戦わないといけない。その時にわかるだろう」
「そうだな。それではまずは」
「そうだ。木星だ」
物事には順序がある。今はそれであった。96
「まずはここでの決着をつけよう」
「風間博士と」
「今博士は木星の破壊に失敗して怒り狂っている筈だ」
アムロはそれを見抜いているのだった。
「ならばここはだ」
「ここは?」
「一つ思い切ったことをしてみないか?」
こう言うのである。
「一つな」
「思い切ったこと?」
「それは一体」
「帝国軍の位置はわかるか?」
アムロは今度はサエグサに対して尋ねた。
「おおよその位置が。それはどうなんだ?」
「はい、わかっています」
わかるではなかった。わかっているだった。
「衛星の一つに集結してきています」
「そうか。ならそこに向かおう」
アムロの決断は早かった。
「そうして急襲を仕掛けるんだ」
「急襲ですか」
「奇襲と言ってもいい」
こうまで話すのだった。
「とにかくだ。相手の不意を衝いて一気に勝負を決める」
「それでですか」
「これ以上博士を放っておくことはできない。それに木星を奪還する絶好の機会だ」
まさにそうであった。今の帝国軍の状況も考えれば。
「だからだ。やろう」
「急襲を」
「そうだ。それで一気に勝負を決める」
彼はさらに言うのだった。
「それでどうかな」
「そうですね。ただ」
「ただ?」
「リクスも大きいです」
エマは少し危惧する目でアムロに告げた。
「失敗すればそれでもう」
「そうだ。しかしだ」
アムロもそれは承知しているようだった。
「このまま待っていても同じことだ。どちらにしろ帝国軍は数で攻めてくる」
「だから攻めても攻められても同じですか」
「それなら先手を打つべきだ」
積極策ということだった。
「それでどうだ?」
「そうだな」
彼の言葉に応えたのはまずはクワトロだった。
「やってみる価値はあるな」
「そう思うか」
「どちらにしろ帝国軍とはそろそろ決着をつけなくてはならない」
彼はまずこのことを話した。
「それならばだ。積極的に仕掛けるに越したことはない」
「だからこそな」
「私は賛成だ」
彼はそれでいいとするのだった。
「積極的にいこう。ここはな」
「よし、それじゃあな」

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