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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十八話 大兵力
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は止めねえとな」
「そういうことね」
「じゃあどうする?」
輝は解決策を考えていた。
「あの博士を倒すしかないのか?やっぱり」
「その通りです。おそらくその爆破装置のコントロール部分は博士の乗艦にあります」
テッサがまた一同に説明する。
「ですからそれを何とかするには」
「博士の乗艦を撃沈するしかない」
「そういうことか」
「はい、そして地中に向かって放たれるミサイルを撃墜する」
この案もあるのだった。
「その二つです」
「よし、じゃあ作戦は決定だな」
金竜はそれを聞いて結論を下した。
「今度の作戦はミサイルと博士の乗艦を狙うぞ」
「了解」
「それじゃあ」
ガムリンとフィジカが彼のその言葉に頷く。
「やってやりましょう」
「木星を破壊されてたまるものですか」
「おそらく木星上空から攻撃してきます」
テッサの分析は続く。
「ですから我々も」
「忙しい話だな、また」
バサラはそれを聞いて言った。
「降下したり上にあがったりよ。けれどな」
「そうです。そんなことを言っている間ではありません」
テッサの言葉は真面目なものだった。
「ですから。宜しいですね」
「ああ、わかってるぜ」
バサラもそれはわかっていた。
「行くぜ。それで俺の歌を聴かせてやるぜ!」
「そのバサラさん達の歌ですが」
テッサはバサラ達の歌についても言及してきた。
「我が軍の士気の向上にかなり貢献しています」
「ええ、その通りよ」
それは未沙も認めるところだった。
「有り難いことにね」
「これからもどんどん歌って下さい」
バサラに対しての言葉だった。
「それにより我が軍の勝利がさらに高まっていますので」
「わかってるぜ。けれどな」
ここでバサラは言うのだった。
「俺はな、戦いを止めさせる為に歌ってるんだよ」
この考えは変わらないのだった。
「どいつもこいつも俺の歌を聴きやがれ!」
そしてまた言う。
「それで戦いを終わらせてやるぜ!」
「何か宗介とは違う意味で凄いわね」
かなめはそんな彼を見て呟いた。
「もう我が道を行くって感じで」
「それがこいつなのよ」
「悪いのか?」
「悪くはないけれどね」
一応認めはする。
「それでもよ。何かこう熱くなるってないの?」
「ない」
最早取り付く島もないといった感じである。
「特にな」
「っていうかあんたの声ドモンさんと似てるわね」
かなめはふとこのことも言いだした。
「イザーク君とかトウジ君にも似てるし」
「そういえばそうだな」
「あとトマーシュにもやな」
二人もそれに応えて言う。
「しかし俺と宗介は全くの別人だがな」
「俺ともな。全然ちゃうやろ?」
「そうなのよね。声って不思議よ」
かなめはこのことをつくづく言うのだった。

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