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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十八話 大兵力
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維持に戦力の多くを向けていますが」
「それがなくなっていっているのだな」
「そうです。戦力を消耗しているのは間違いありませんから」
「ではそろそろだ」
ゼンガーはまた述べた。
「帝国は奴隷の不穏な動きに悩まされるようになる」
「不穏な動きにですか」
「そうだ」
今度はブリットに対して答えるのだった。
「悩まされるようになる。間も無くな」
「つまり帝国はそちらにも戦力を割かなくてはならなくなると」
「だとすれば余計に戦力を消耗させる」
「そういうことですね」
「その通りだ。帝国は邪悪だ」
ゼンガーは看破した。
「邪悪は必ず滅せられるもの。ならば帝国もまた滅びる」
「ではガルラ帝国は間も無く」
「滅亡ですね」
「うむ。既に我等は月と火星を解放した」
まずはこの二つであった。
「そして太陽系に送られてきていた奴隷を解放した。その戦力はかなり落ちている」
「ですからこのまま向かっていいのです」
ファーラがまた話す。
「木星に」
「木星に今いる戦力は千五百万だ」
エレドアが話す。
「その戦力のうち一千万を集結させてきている」
「一千万か」
ジュリイはその数を聞いて眉を顰めさせた。
「今までよりさらに多いな」
「そうだな。少なくとも尋常な数じゃない」
謙作も言う。
「そう簡単には勝たせてはくれないか」
「へっ、一千万だってな」
だが闘志也の闘志は変わってはいない。
「まとめてぶっ潰してやるぜ。あの博士と一緒にな」
「大体よ、一千万なんてよ」
甲児も言う。
「俺達にとっちゃ何でもねえぜ」
「そうなのか?」
「ああ、宇宙怪獣との戦いなんてよ」
マリンに対しても威勢よく話す甲児だった。
「それこそ何億ってきたんだよ。それと比べたらよ」
「ものの数じゃないってことか」
「そうさ。それを思い出したら平気だぜ」
「そういうことだ。あの時はこんなものじゃなかった」
鉄也もそのことを言うのだった。
「それならだ。倒せる」
「怖がったらかえって負けだぜ」
甲児はまた言った。
「ここはガーーーーーンとだよ、ぶっ潰してやるぜ」
「それじゃあこのまま戦うのね」
「一千万の大軍に」
かなめと宗介は慎重論に入っていた。
「それならかなり激しい戦いになるけれど」
「それでもいいのだな」
「おいおい、俺達の戦いに激しくない戦いってあったか?」
「そんなの初耳よ」
ハッターとフェイは明るく返す。
「激しければ激しい位楽しいもんだぜ、なあ」
「そうそう」
「そうだ。敵が多い」
「それは理由にはならない」
テムジンとライデンも言う。
「それに今は大軍が向こうにいても戦わなければいけない」
「戦略的にな」
「その通りだ。我々はこのまま木星に降下する」
ブライトが言い切った。

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