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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十六話 黄金色の目
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ジャックと雷太もまた彼に対して頷く。
「遂に決めるんだな」
「これで」
「そのつもりだ。しかし」
「しかし?」
「命を賭ける」
彼は言った。
「ここでな。バルディオスがなくなろうとも」
「バルディオスが」
「なくなろうとも」
「やってやる」
彼は言った。
「絶対に。あの要塞を破壊してやる」
「それでいいんだな?」
「覚悟はできてるんだな」
ジャックと雷太はまずは答えるより先に問い返してきた。
「御前はそれで」
「命を捨てるつもりか」
「皆はもう降りてくれ」
マリンはジャック達に告げた。
「俺一人でだ。やる」
「そうか。ならだ」
「御前に預けた」
「私もよ」
二人だけでなくジェミーもだった。
「マリン、私達の命貴方に預けたわ」
「皆、いいのか?」
マリンは三人の言葉を聞いてもまだ躊躇していた。
「俺がこれからやろうとしていることは」
「だからわかってるんだよ」
「失敗してもしなくてもまず命はない」
ジャックと雷太はまた言う。
「そうだろ?今から御前がやろうとしていることは」
「そうだな」
「わかっていたのか」
マリンはここで彼等の考えを完全に知った。
「それでもか」
「当たり前だろ」
「わからないで今まで御前と一緒に戦うものか」
「私もよ」
そしてジェミーもだった。
「私の命貴方に預けるわ」
「そうか。いいんだな」
あらためて三人に対して問う。
「命を賭けるんだな」
「それが戦いよ」
「そうだ。命を賭けるのがな」
「仲間と共にな」
「仲間か」
マリンはここで仲間という言葉も感じ取った。
「俺達は仲間か」
「だから今まで戦ってこれたのよ」
「色々あったけれどな」
「そうだ。それを全て超えてな」
「よし、じゃあ行こう」
マリンの言葉が奮い立った。
「これで決める。俺の・・・・・・いや俺達の命を賭けて!」
「ええ、決めるわこれで!」
「俺達の命は御前に預けた!」
「行くぞ!」
こうしてバルディオスはその全身にエネルギーを溢れ出さんばかりにさせてそのうえで要塞に対して突っ込む。そうしてであった。
「うおおおおおおーーーーーーーーーーっ!!」
「何っ!」
ガットラーは要塞の司令室から今のバルディオスを見て驚きの声をあげた。
「バルディオスが」
「炎に!?」
ローザも言う。
「そして突っ込んで来るか」
「いけません司令!」
ローザが彼の横で叫ぶ。
「バルディオスを止めましょう。是非」
「わかっている!」
ガットラーもその言葉に頷く。
「防ぐ。何としてもだ!」
「はい!」
「火力を集中させよ!」
そしてこう命じるのだった。
「要塞の全ての火力をだ!バルディオスに集中させよ!」
「ですが司令!」
「それをすれば」
ロー
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