暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十五話 帝国の過ち
[5/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「問題は地球に向かっているミサイルだけれど」
「どうしよう」
「一つ方法があります」
今度言ったのはルリだった。
「地球に向かっているミサイルの軌道は今把握しました」
「すげえ、流石だぜルリちゃん」
「もうそれをやったのかよ」
「あとミサイルを撃った場所もです」
それも掴み取ったのだった。
「把握しました。後はです」
「後は?」
「ミサイルを?」
「その通りです。ミサイルを迎撃します」
彼女もまたその考えであった。
「それはまずバルディオスと」
「俺達がか」
「そしてゴッドマーズに御願いします」
「わかった!」
タケルもルリの言葉に応えた。
「じゃあルリちゃん、今すぐに」
「ボゾンジャンプを使います」
それを使うというのだった。
「それで敵のミサイルの軌道の前に出て」
「よし、それで」
「ミサイルを全て撃ち落とす」
「では今から送らせてもらいます」
そのバルディオスとゴッドマーズの二機でであった。
「行きます」
「よし!行くぞ皆!」
「ええ!」
バルディオスのメンバーとタケルがそれに応える。そうして彼等はボゾンジャンプでミサイルの前に出た。ミサイルの数は相当なものだった。
「多いな」
「そうね」
ジェミーはここでもマリンの言葉に頷くが今度はかなり深刻な顔であった。
「これだけの数なんて」
「だがいちいち言っていても何もはじまらない」
「すぐに撃ち落としていこう」
またジャックと雷太が言う。
「それでいいな」
「全てな」
「一発で逃したら終わりだ」
タケルは深刻な声で述べた。
「だからここは。何があっても」
「俺達で食い止める。行くぞ!」
マリンはバルディオスをその最大のスピードで動かした。そしてミサイルを一発、また一発と叩き落していく。タケルもまたゴッドマーズを使ってミサイルを撃墜していく。
ミサイルは順調にその数を減らしていく。だがあまりにも数が多い。彼等は遂にミサイルを散発逃がしてしまった。
「しまった、ミサイルが!」
「三発も!」
「俺が行く・・・・・・くっ!」
タケルはここで動きを止めるしかなかった。何故なら。
「駄目だ、今行けばより多くのミサイルが地球に」
「マリン、行く!?」
「無理だ!」
そしてバルディオスも同じだった。目の前にまだ多くのミサイルがあるのだった。
「ここで行けばそれこそより多くのミサイルが地球に」
「けれどあのミサイルを行かせたら」
「地球は」
「わかってる!」
苛立たしげにジャックと雷太にも答える。
「わかっているがもう」
「ゴッドマーズ、頼む!」
タケルはここでゴッドマーズを分割させた。合わせて六体のマシンが姿を現わした。
「ここは任せた。マリン!」
「ああ!」
「すぐに向かおう!」
そのうえで
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ