第百二十五話 帝国の過ち
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とモンドがここで言い合う。
「この連中だけはよ」
「多分つける薬ないよ」
「けれどさ。それでもこれって」
イーノは困った顔で皆に話す。
「どうしよう。放っておくのも」
「埃立つしね」
「そうだな」
プルとプルツーが心配するのはこのことだった。
「折角出撃の前にお風呂に入ったのに」
「これだと意味がないな」
「水かけるか？」
ディアッカがここで提案してきた。
「そうしたら大人しくなるんじゃね？」
「二人は猫ですか？」
シホはディアッカの言葉に突っ込みを入れる。
「水かけたらいいって」
「いや、猿じゃないのか？」
イザークも容赦のないことを言う。
「この連中は。猿だろ」
「それ言うとまたカガリさん怒りますよ」
ニコルにしろ手が出せない。介入やら仲裁をしようとするとそこでもういきなり二人から殴られるからだ。喧嘩の最中は周りに目がいかないのである。
「余計に」
「けれど何とかしないと」
「そうですよね」
フィリスとエルフィが述べた。
「殴り合いがこのまま続いたら」
「御二人は戦う前にダメージを受けてしまいますよ」
「もう手遅れなんじゃないの？」
ジャックは半分諦めていた。
「もう顔中痣だらけだし」
「それもいつものことだけれどね」
ルナマリアも呆れた顔だった。
「毎日毎日。飽きもせずに」
「その飽きない馬鹿をだ」
「止めないともうすぐ戦いだぞ」
ミゲルとハイネもそうは言っても止められなかった。
「この二人を止めないといけないが」
「さて、どうしたものかな」
「やれやれ、全く」
アスランは頭を抱えていた。
「いつもこうだからな。どうしたものかな」
「よし、じゃあバナナ出してみるか？」
ジュドーは急に訳のわからないことを言い出した。
「それ食って喧嘩止めるんじゃねえのか？」
「それってまんま猿じゃねえかよ」
「幾ら何でも・・・・・・いや、あるか」
「ああ。効果があるかもな」
ケーン、タップ。ライトはそれに乗ってきたのだった。
「あるか？バナナで」
「いけるんじゃね？頭の中身そのレベルだしよ」
「そうだよな。この二人はな」
「バナナならあるわよ」
レイがここでそっとバナナを出してきたのだった。
「はい、ここに」
「何であんたそんなの持ってるのよ」
「また急に出してきよったな」
アスカもトウジも今のレイが出したバナナには目が少し点になった。
「バナナなんて」
「けれどそれ投げてみたらホンマに止めるかもしれへんな」
「食べて喧嘩を忘れるってことなんだね」
シンジは理由を理解したのだった。
「だからだよね。やっぱり」
「ああ。だからよ」
ジュドーは笑いながらレイに話した。
「レイちゃん、そのバナナな」
「ええ。投げるわ」
早速そのバナナを二人の中
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