第百二十三話 月の解放
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続きその回りにも辿り着いてきていた。今まさになのだった。
そしてそのまま突き進む。マクロスがガロの乗艦に進む。
「閣下、来ました！」
「いかん！」
ガロは迫るマクロスを見て思わず叫んだ。
「あの巨大なマシンを止めよ！早くだ！」
「ですが！」
「ですが。何だ！」
「止まりません！」
部下の声は最早悲鳴であった。
「どれだけマシンを向けようと次から次に倒してしまい」
「くっ・・・・・・」
「それだけではありません」
それに止まらなかったのだった。
「ロンド＝ベル全軍がここぞとばかりに来ます」
「その勢い自体が最早」
「止められないというのだな」
「はい」
沈痛な顔でガロに答える。
「このままでは」
「だが。我が軍の軍律は」
ガロはここでそれを思い出して蒼白となった。
「撤退はだ」
「はい、処刑です」
「ですから」
「退くわけにはいかん、それはならん」
退けば確実な死が待っている、それがわかっているのだ。
「だからだ。ここは」
「戦われますか」
「それしかない」
苦々しい声で述べた。
「今はな」
「それではこのまま」
「そうだ。戦う」
彼は言った。
「あの巨大なマシンを迎撃する。よいな！」
「はっ！」
帝国軍はそのままロンド＝ベルを攻撃し続ける。だがそれでもまだその進撃を止めることはできず。遂にここでガロの乗艦にマクロスが迫った。そして。
「ダイダロスアタックの用意」
「はい！」
未沙が応える。既にスカル小隊の面々はプロメテウスに戻りそこからダイダロスに移っていた。
それと共に素早くデトロイドに乗り換えていた。そして。
「行くぜ！」
「ええ！」
皆フォッカーの言葉に応える。そのうえでダイダロスが突き出され今ガロの乗艦に突き刺さった。
「久し振りのデトロイトだ。派手に暴れろ！」
「ええ。それじゃあ！」
「御言葉に甘えて！」
輝もマックスも柿崎もいた。彼等はそのまま乗艦の中で暴れ回る。それが一通り終わってからダイダロスに戻り引き抜かれる。するともうそれで戦艦はあちこちから炎を噴出していた。
「閣下、最早」
「わかっている」
ガロは苦々しい声で周りの部下達の言葉に応えていた。
「最早な。終わりだ」
「残念ですが」
ガロは己の乗艦ごと炎に包まれた。その頃には基地を守る帝国軍は皆倒れており基地自体もロンド＝ベルの手に落ちてしまっていた。戦いは終わったのだった。
「まずは一つ目だな」
「はい」
「そうですね」
プラクティーズの面々が攻略した基地に立つマイヨに対して述べていた。
「最初はです」
「残るは二つ」
「緒戦は我等が勝利した」
マイヨは引き締まった声であった。
「しかしだ。緒戦に過ぎない」
「緒戦にですか」
「戦いは最後に勝ってこそだ」
ま
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