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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十二話 奴隷解放
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わず声をあげてしまったマシュマーだった。
「あれだけの攻撃を受けてなのか」
「はい、そうですよ」
ここで出て来たゴットンであった。
「私生きてますよ」
「しかも撃墜されていないだと!?」
見ればズサも健在であった。
「何ということだ」
「ズサって頑丈ですから」
その頑丈なズサの中から言うのだった。
「ですから何とか」
「そうか。生きていて何よりだ」
「その割りに残念そうですよね」
マシュマーの言葉からそれを感じ取っていたのだった。
「これ俺の気のせいですか?」
「多分そうだ」
これまたいい加減な返事だった。
「気にするな。生きていればだ」
「ええ、闘えですよね」
「そうだ。戦いに向かえ」
やはり言葉はこれしかなかった。
「いいな」
「わかりましたよ。回復させてもらってから」
「はい、ゴットンさん」
ここでファが来てメタスでそっと回復させたのだった。
「それじゃあそれで」
「有り難う、ファちゃん」
笑顔で礼を述べるゴットンだった。キャラはそんな彼を見てまた言うのだった。
「しかしあんたもね」
「何ですか?」
「随分ここに馴染んでるね」
彼が言うのはこのことだった。
「また随分と」
「まあそうですね」
それは自覚しているゴットンなのだった。
「何か過ごしやすくて」
「そうだね。ここはね」
キャラも彼女と同じことを感じているのだった。
「いい部隊だよ、本当に」
「おかげで私も満足に戦えますよ」
「なら最前線に向かえ」
こう言えばすぐに言葉を入れてきたマシュマーだった。
「いいな、すぐにだ」
「鬼ですか、貴方は」
「今そんなことを言っている場合か」
ここでこんなことを言い返すマシュマーだった。
「二百万の敵だぞ」
「ええ。今やっと百万倒しましたよね」
「だからだ。御前のその力が必要だ」
言いたいのはこういうことなのだった。
「わかったら来い。キャラもだ」
「ああ、最初からそのつもりさ」
キャラは楽しそうに笑っていた。
「それじゃあ。やらせてもらうよ」
「参る!」
彼等もそれぞれ向かうのだった。戦いは包囲されながらも陣を崩さないロンド=ベルを帝国軍が攻めあぐねる形となってしまっていた。
「これはまずいな」
「うむ、そうだな」
プロザウルスとボイザーがそれぞれの乗艦の通信で言い合う。
「このままではな」
「どうする?ここは」
「クロッペン様に御聞きするか」
これが彼等の出した結論だった。
「やはりここはな」
「そうだ、やはりクロッペン様だ」
カブトも言うのだった。
「ここはな」
「うむ、そうしよう」
こうして彼等はクロッペンに対して今後の戦術を尋ねるのだった。そしてクロッペンの決断は。
「このまま攻める」
「攻めるのですか?」

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