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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十話 宇宙への門
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む。そのうえで構えを取り今高らかに叫ぶのだった。
「ガンダムファイト!!」
「レェェェェェェェェディ!!」
「ゴオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
「何時見ても素敵だわ」
レイはマスターアジアの雄姿を見て頬を赤らめさせる。
「また。私の前で戦って下さるのね」
「ああ、悪いけれど実況はできるけれど生じゃ無理だから」
マリューがそのレイに告げる。
「行くわよ、宇宙に」
「そうなの」
それを聞いてかなり残念そうなレイだった。
「折角。あの方の御姿が見られたのに」
「気持ちはわかりますが今のうちです」
ルリの言葉は冷静であった。
「あの方々ならどれだけ敵の数が多くても問題ありませんし」
「馬鹿な、二十万はいるよ」
ビリーは今のルリの言葉に眉を顰めさせた。
「それで問題ないって。僅か二機で」
「いや、どうやらそうみたいだ」
しかしここでグラハムが彼に言うのだった。
「見てくれ、あれを」
「な・・・・・・」
いきなり蹴り一撃で百機単位で敵を倒すマスターガンダムと見て顎が外れそうになるビリーだった。
「馬鹿な、蹴りを放っただけで二百機は破壊されたぞ」
「もう一機もだ」
「とおっ!!」
手裏剣を竜巻の様に放つ。それを受けた敵が次々と爆発していく。
そして敵の攻撃が来ると。
「無駄だっ!」
「畳み返し!?」
ビリーはこれまた唖然とした。何といきなり何処からか巨大な畳を出してその中に消えてしまったのだ。それで攻撃をかわし上に姿を現わしたうえで両手の剣で敵を切り刻んでいくのだ。
「シュツルム=ウント=ドランクゥ!!」
「未熟未熟ううううううーーーーーーーーーーーっ!!」
ここでまたマスターアジアが叫ぶ。
「この程度の雑魚共!我等の敵ではないわーーーーーーーーーーっ!!」
言いながらまた敵を粉砕していく。気付けばもう一人当たり一万は倒していた。
「な、何だあのマシンは!」
これにはシンクラインも唖然であった。
「我等の軍勢をああも簡単に」
「わかりません」
幕僚達も答えることができなかった。
「あの敵は。一体」
「ぬうう、止むを得ん!」
シンクラインは為す術もなくやられていく軍を見て言った。
「ここは撤退だ」
「撤退ですか」
「ロンド=ベルを討つどころではない」
彼は言うのだった。
「これ以上ここにいては損害を増やすのみだ。だからこそだ」
「撤退ですね」
「そうだ」
また部下達に対して告げるのだった。
「いいな、これで退くぞ!」
「は、はい!」
「それでは!」
帝国軍は退こうとする。そしてその時ロンド=ベルは無事宇宙に向けて出発することができたのであった。
「ふう、一時はどうなることかって思ったけれどな」
「助かったな」
「ああ」
勇は甲児に笑顔で応えた。

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