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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十九話 イノベイター
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に存在している」
ブライトはこう主張するのだった。
「間違いなくな」
「間違いなくか」
「あれだけの数を展開させてきている」
ブライトはそこを指摘する。
「ならば近くに大規模な軍事基地がある筈だ」
「そこが彼等の本拠地というわけか」
「そうだ」
またアムロに対して答える。
「彼等はな。この太陽系にいる」
「そうか、わかった」160
アムロは彼の今の言葉にも頷いた。
「それではだ。まずはだ」
「どうするんですか?」
「それで」
「宇宙に出よう」
こう言うのだった。
「そして彼等を攻めていく」
「彼等を?」
「そうだ、宇宙に出たならば彼等の動きがすぐにわかるな」
「ええ、まあ」
「宇宙に本拠地があるんなら」
「それだ。そしてそこに向かう」
戦略は実に単純なものであった。
「それでどうだ」
「まずは一戦交えてからか」
それを聞いたブライトが述べた。
「大胆でも効果があるのは確かだ」
「そうだな」
これはブライトもわかっていることだった。
「敵の出て来る場所を知るにはな」
「だから。そうしよう」
アムロはまた言った。
「それで。いいな」
「よし」
ブライトはアムロの提案に対して頷いた。
「そろそろラチがあかなくなってきた。ここで一気に決めるとしよう」
「その通りだ。ではまずは宇宙に出よう」
「それでしたら」
ここでテッサが言ってきた。
「打ち上げの場所ですが」
「何処かな、それは」
「カルフォルニアです」
テッサは述べた。
「そこにあります。地球で最も設備の整った打ち上げ場所が」
「そうか。カルフォルニアか」
クワトロはそれを聞いて述べてきた。
「ではすぐ向かうとしよう」
「すぐにですか」198
「思い当たったら、だ」
彼はこうテッサに言葉を返す。
「だからだ。行くとしよう」
「わかりました。それでは」
「その前にね」
ここでスメラギが一同に言ってきた。
「追加メンバーの話が来てるわよね」
「追加メンバー!?」
「ええ、そうよ」
にこりと微笑んでまた言ってきた。
「といってもどちらもメインパイロットじゃないけれどね」
「そうなんですか」
「あとガンダムも」
「ガンダムですか」
「ええ、それもね」
にこりとした笑みはそのままだった。
「それじゃあ。それも楽しみにしておいてね」
「はい、それじゃあそれも」
「そういうことで」
とりあえずメンバーと兵器の追加は彼等にしても喜ぶべきことだった。しかしこれから¥が本当の戦いということも把握しなければならない上京なのもわかっていたのだった。

第百十九話完

2009・4・13

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