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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十七話 風間博士の狂気
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彼はこうイワンに答える。
「その間に倒す。いいな」
「何かこすずるいな、おい」
カチーナは彼の言葉を聞いて言った。
「正々堂々とぶっ潰すってわけにはいかねえのかよ」
「では正々堂々と向かって死ぬのだな」
リーの彼女への言葉は実に冷淡なものであった。
「彼等の目がこちらに向く前に双方を殲滅するのがここでは正しいのだ」
「そうですね」
ラッセルは冷静に彼の言葉に頷いていた。
「ここはやはり」
「その通りだ」
カティもそれに賛同する。
「今は我々に攻撃を仕掛けていないうちにだ。一気に双方を叩く」
「では行くとしよう」
カイはもう動いていた。
「双方を倒しここでの戦いを終わらせるぞ」
「よし、それではだ」
「どっちも潰すわよ」
ユウキとカーラがカイに続く。
「戦いを終わらせる好機だ」
「それならね」
彼等はそのまま帝国軍と天使達に攻撃を仕掛ける。リーの言葉通りお互いに攻撃を仕掛けていた彼等にこれを防ぐことはなく両軍とも撤退した。これによりロンド=ベルは仙台への敵軍の上陸を防いだのだった。
戦いは終わった。今回も捕虜を得て彼等の幾人かが風間博士に引き渡されることになった。ここでロンド=ベルの中のかなりの割合が顔を曇らせるのだった。
「大丈夫かな」
「あの博士のことよね」
「うん」
リョウトはリオの言葉に応えていた。彼等は今ブリーフィングルームに集まっていた。
「皆も言うけれど」
「そうね。何か怪しいのよね」
「引き渡される捕虜はどうなるんだ?」
タスクもこのことが気になっていた。
「それ考えたらよ」
「チェックする必要があるわね」
レオナは口に右手を当てて考える過去になった。
「やっぱりね」
「貴方達もそう思うのね」
パットは彼等の言葉を聞いて述べてきた。
「そういうふうに」
「じゃああんたもなの」
「ええ」
パットは今度はミーナに応えた。
「放ってはおけないかも」
「まさかとは思うが」
ジェスはその顔を深刻なものにさせていた。
「捕虜に対して」
「虐待かよ」
ヘクトールはそのことを口に出した。
「まさかよ。それってよ」
「この世界でも重大な国際法違反だ」
アーウィンが言った。
「それをしていればな」
「やはり調べる必要があるな」
「そうだな」
エルリッヒがアークライトの言葉に頷く。
「では行ってみる?」
「博士のところにか」
「ええ」
セレインはリッシュの問いに答えた。
「すぐにでもね。ここは」
「よし、じゃあ」
「行くか」
最初に二人に続いたのはカーツとブラッドだった。
「博士の場所はわかってるしな」
「だったらな」
「ええ、こっそりとね」
「行きましょう」
マナミとアイシャも言う。こうして彼等は総出で博士の研究室に向かった。その一
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