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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十七話 風間博士の狂気
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んだぜ」
闘志也はその大軍を見て憎らしそうに呻いた。
「この前新潟にあれだけ戦力投入してきたってのによ」
「仮にも宇宙を征服している国家だからな」
しかしジュリイの言葉は冷静なものだった。
「これも当然といえば当然かな」
「それもそうだな」
謙作は彼の言葉に頷いた。
「しかし。まずは」
「ああ、それしかねえな」
闘志也はその前にいる敵に顔を戻す。
「この連中をぶっ潰していくぜ」
「それにしてもこの連中」
バルディオスからマリンが言ってきた。
「今回は特に退かないな」
「そうね」
ジェミーが彼の言葉に頷く。
「何か洗脳されているみたいよ」
「いや、これは洗脳じゃない」
だがジャックはこう見ていた。
「これは」
「これは?」
「規律だな」
「規律!?」
「そうだ、規律に基く動きだ」
こう分析するのだった。
「これはな」
「そうか、規律か」
雷太は彼の言葉を聞いて述べた。
「この動きはそうなんだ」
「軍隊特有の規律による動きだ」
ジャックはまた述べた。
「それだけに。手堅いものがある」
「じゃあ今回もまた」
マリンは戦いながら彼の言葉に応えた。
「敵がとことんまで減るまで終わらないんだな」
「そうなる」
ジャックは冷静に彼に述べた。
「覚悟していくぞ」
「ああ、わかった」
彼等の戦いはさらに続く。その二十万の援軍との戦闘にも入り気付けばもう三時間は戦っていた。敵は総数で八十万は倒した。敵の数も遂に十万を切った。その時だった。
「レーダーに反応」
トーレスが言ってきた。
「これは」
「また帝国の援軍か」
「いえ、これは違います」
こうブライトに答える。
「これは天使です」
「彼等が来たのか」
「はい」
またブライトに答える。
「彼等が出て来ました」
「ここで天使達もか」
ブライトは天使達が戦場に姿を見せたのを見て顔をさらに曇らせた。
「厄介な時に厄介な連中は」
「艦長、その天使達ですが」
今度はサエグサが彼に言ってきた。
「我々に向かって来ないようです」
「では帝国軍にか」
「はい、彼等に向かっています」
見ればその通りだった。彼等は今はロンド=ベルを狙わずに帝国軍に向かっているのだった。忽ち双方の間で激しい戦闘が起こる。
「閣下!」
「残った兵を全てあの者達に向けよ!」
ガットラーの指示は的確だった。
「さもなければ上陸どころではない。いいな」
「了解です!」
ローザが彼に応える。そのうえで天使達に全戦力を向ける。これはロンド=ベルにとっては絶好の機会であった。
「よし、今だ」
リーは彼等の戦いを見て勝利を確信した笑みを浮かべた。
「今より我々は双方に総攻撃を仕掛ける」
「双方にですか」
「そうだ。互いに争い合っている」

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