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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十五話 エイジの決断
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のたりたいこと、信じていることをか」
エイジはユミの今の言葉を受けて考える顔になった。
「だったら。俺は」
「何か悩んでるみたいだけれど」
彼女にもそれは何となくだが感じ取ることができたのだ。
「それでいいじゃない。私はそう思うわよ」
「そうか」
またユミの言葉に対して頷いた。
「俺の信じるようにか」
「そう思うけれどね。私はね」
「俺は俺の信じる道を進むってわけか」
エイジはこう考えだした。
「なら」
「どうするの?それで」
「いや、まだわからねえ」
答えはまだ出せなかった。
「今はここにいるさ」
「ここにって?」
「いや、何でもねえ」
また言葉を誤魔化すことになってしまった。
「何でもねえよ」
「そうなの。何でもないの」
「ああ。それよりもよ」
また話を変えることにしたのだった。
「今度は何処行くんだ?」
「本屋行くか?」
「本屋!?」
「ああ。どうだ?」
大島の提案であった。
「本屋よ」
「ああ、いいな」
エイジも微笑んで彼の提案に応えた。
「そういえば本屋ってよ」
「ああ」
「久し振りだしよ」
「本屋が久し振りなんだ」
高須はそこが気になるのだった。
「また随分と変な所にいたんだね」
「ああ、まあな」
今度はあのメイドだらけの城を思い出したのだった。
「そうかもな。まあとにかくよ」
「うん」
「本屋、いいよな」
笑顔で応えた言葉だった。
「じゃあ行くか。皆でな」
「そうね。丁度今日あのファッション雑誌の発売日だし」
「丁度いいわよね」
ユミとカオリもそれで賛成なのだった。
「行きましょう。これからね」
「駅前の本屋がいいわね」
「だよな」
こんな話をしながらその本屋に向かおうとした。しかしその時だった。
「!?」
「何っ!?」
周りが急に騒がしくなってきたのだ。
「まさか・・・・・・」
「また何か出て来たの!?」
「間違いないわ」
ユミが険しい顔で述べた。
「向こうから」
「あれは・・・・・・」
エイジが険しい顔になっていく。
「ガルラ帝国か?」
「それだけじゃないよ」
高須は右側を見ていた。
「ほら、あっち」
「あっち!?」
「あそこに何かいるよ」
「何だありゃ」
大島が高須の指差した方を見て声をあげる。
「見たこともねえ化け物がいるぜ」
「天使じゃないわね」
カオリも天使は知っているようである。
「あれって・・・・・・」
「どっちにしろここにいたら危ないわ」
ユミが皆に対して言う。
「早く非難しましょう、早く」
「え、ええ」
カオリは彼女のその言葉に頷く。
「それじゃあ。早く」
「ちっ、よりによってここで出て来るかよ」
エイジはガルラ帝国の軍勢を見て歯噛みした。
「逃げるか。仕方ねえ」
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