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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十四話 斗牙とエイジ
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「だからそれはちょっと考え過ぎじゃないの?」
「だといいけれどな」
こうは言っても納得していない顔のままであった。
「まあいい。それでもだよ」
「何?」
「俺達も遊ぶか」
考えを転換させてきた。
「気持ちを切り替えてな」
「そうね。セシル達もいるし」
「ああ、そうするか」
そんな話をしながら彼等はまた遊びに入った。そうして暫く彼等なりに楽しい時間を過ごしていたがそれは急に破られたのであった。
「!?」
「何だ!?」
急に街の気配が慌しくなった。そして。
「何っ、ガルラ帝国!」
「出て来たのね!」
「諸君」
ここでサンドマンが宙に映し出された巨大モニターから出て来たのだった。
「済まないがこれで余暇は中断だ」
「はい」
ルナが強い声で彼に対して応えた。
「それじゃあすぐに」
「グラヴィオン出撃せよ!」
彼はすぐに出撃を命じた。
「そしてロンド=ベルの諸君」
今度はロンド=ベル全軍に対しての言葉だった。
「総員出撃せよ。これより戦闘を開始する!」
「よし!出るぞ!」
「出撃だ!」
こうしてロンド=ベルも出撃する。グラヴィオンのパイロット達も側に出て来た棺に入りそこからグラヴィオンに乗る。いよいよ戦いのはじまりであった。
「さて、皆」
「ええ」
ミヅキがいつもと変わらない斗牙の言葉に応える。
「戦おう」
「わかったわ」
「!?待って」
だがここでルナが声をあげてきた。
「どうしたの?」
「まだ皆が残ってるわ」
見れば先程の広場でまだ犬や猫達が残っていた。当然市民達もだ。
「彼等を守って」
「いや、それよりも今は」
ところが斗牙はここで言うのだった。
「戦いを先にしないと」
「戦い!?」
「うん。もう敵は目の前にいるよ」
実際にグラヴィオンは既にその目の前に多くの敵に囲まれてしまっていた。
「だから。今は」
「おい、待てよ」
その彼の判断に文句をつけてきた者がいた。
「まだ皆いるだろうがよ」
「わかってるよ」
「セシルだっているんだぞ」
見ればその通りだった。セシルは逃げ遅れたのかまだ広場に残っているのだった。多くの市民や動物達と一緒に残っているのだった。
「どうするんだよ、見捨てるっていうのかよ」
「今は戦うことが先だよ」
斗牙の言葉は変わらない。
「だから今は」
「ふざけんじゃねえ!」
今の斗牙の言葉に遂に激昂するエイジだった。
「セシルや街の人達や動物を見捨てるっていうのかよ!」
「戦いだから」
「ふざけんな!誰かを見捨てて戦えるか!」
「ちょっとエイジ」
激昂し続けるエイジに対して言ったのはルナだった。
「あんた何考えてるのよ」
「何だって!?」
「そうよ。今は戦闘中よ」
彼女が言うのもこのことだった。
「それでここで喧
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