暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十四話 斗牙とエイジ
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
って?」
「どっかっていうからどっかだよ」
エイジの言葉は随分と適当なものであった。
「街の何処かによ。どうだ?」
「今何かあったかしら」
ルナはエイジの今の言葉に腕を組んで首を捻った。当然彼女もその手に持っているものはそのままである。
「この街に」
「あれがあるわ」
しかしここでミヅキが前を指差した。
「ほら、あれ」
「あれって?」
「イベントやってるわ」
見れば丁度街の広場で催しが行われていた。犬や猫達が子供達と楽しく遊んでいる。
「あれどうかしら」
「いいじゃない」
ルナは子犬や子猫を見て楽しそうな声をあげた。
「あれ行きましょうよ」
「そうですね」
エイナがその提案に頷く。
「犬さんや猫さんと触れ合うのもいいものですよ」
「そうなの」
しかしリィルはそれには少し懐疑的なようだった。ロロットを腕の中に抱いたままである。
「犬とか猫も」
「フェレットもいいけれどね」
ルナはそのロロットを見ながら彼女にも言う。
「犬や猫もいいものよ。可愛くて賢くて」
「そうなんだ」
斗牙はそれを聞いてもどうにも実感がないようである。
「そんなにいいんだ」
「そうよ。じゃあ行きましょう」
ルナは早速そのイベントに向かって歩いていた。
「今からね」
「そうね。私も」
ミヅキも笑顔でそのイベントに向かうのだった。続いてエイジだった。彼等は三人に引き摺られる形でそのイベントに入った。
イベントに入るとであった。もう集まりは賑やかになっていた。市民達が笑顔で犬や猫と親しんでいる。
「ほら、この猫」
ルナは垂れ耳の顔の丸い猫を持ち上げていた。
「可愛いでしょ」
「ええ」
リィルはその猫を見て頷く。
「何ていう猫なの?」
「スコティッシュフォールドっていうのよ」
こうリィルに説明する。
「この猫はね」
「スコティッシュフォールドっていうの」
「大人しくて優しくてね。とても人なつっこい猫なのよ」
褒めることしきりであった。
「だから人気があるのよ」
「そうなの」
「一度側に置いてみたらもうそれでね」
「おい、また随分入れ込んでるじゃねえか」
今のルナのスコティッシュフォールド絶賛にエイジが突っ込みを入れる。
「そんなに可愛いかって・・・・・・そうだな」
「そうでしょ」
実際にルナの差し出した白いスコティッシュフォールドを見てのコメントだった。
「かなりいいな。けれどよ」
「何?」
「かなり威張った顔してねえか?」
その垂れ耳の猫を見て言うのだった。
「猫ってそんなところあるけれど何でこいつここまで偉そうなんだよ」
「かなり甘やかされているのかしら」
「そうじゃねえのか?大人しいことは大人しいみたいだけれどな」
とりあえずルナに持たれていてもかなり大人しい。
「まあ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ