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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十三話 四十年前の依頼
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                   第百十三話 四十年前の依頼

ロジャーはアランとの闘いを終えてからあらためて農場に向かう。そのことはヒイロ達からロンド=ベルの面々にも伝わったのだった。
「これで謎が解き明かされるのだろうか」
大河はそう考えていた。
「果たして」
「そうなればいいがな」
火麻はいつもと少し違った調子だった。
「何せこんな話ははじめてだ。どうなるかわかったものじゃねえぜ」
「そうデスね」
スワンが彼のその言葉に応えて頷く。
「四十年前の記憶がない街なんて」
「だが。彼はその謎を解こうとしている」
大河はそれそのことに対して言った。
「そしてそれは果たされるべきだ」
「それで今度街に入ったのは誰なんだ?」
火麻はそれを問うた。
「凱に。後は誰だ?」
「タケル君が行ってくれた」
大河は火麻に対して答えた。
「そしてシュウ=シラカワ博士だ」
「あの彼がですか」
レフィーナはシュウが行ったと聞いて少し声をあげた。
「何か。行くとは思っていましたけれど」
「そうですな」
彼女のその言葉にショーンが応える。
「あの方が最後に行かれると思っていました」
「はい。この話は元はといえばあの人が持って来たお話ですし」
「いつものパターンね」
セニアの言葉は少しシニカルだった。
「クリストフは昔からそうなのよ。いつも変な話を持って来るのよね」
「その通りだな」
マサキが彼女のその言葉に応える。
「ラングランの時もそうだったな」
「ヴォルクルスね」
彼等のかつての戦いのことだった。
「あの時まさかあの破壊の神が出て来るなんて思わなかったわ」
「全くだ。だがあいつはあの神様を倒した」
「ええ」
「それで結果として世界を救った」
「自分の為でもあったけれどね」
やはりセニアの今の言葉は少しばかりシニカルであった。
「けれどそれは事実ね」
「それで今度もなのか?」
マサキが気になるのはそこであった。
「だからこの街に来たのか?」
「さあ。それでも気になることはあるわ」
「気になること?何かあったのかよ」
「この街は四十年前の記憶がないわよね」
「ああ」
「それで外の世界は一万二千年前の記憶がない」
セニアはこのこともマサキに話した。
「時間こそ違うけれど同じよね」
「あれっ!?そういえば」
「その通りニャ」
クロとシロがそれに気付いた。
「確かに天使達にやられてるけれど」
「そういえば同じだよな」
「そうだな。言われてみればな」
マサキも自分のファミリア達の言葉に頷いた。
「そうだな。同じだな」
「何かコインの表と裏みたいにね」
セニアは今度はこう表現した。
「しかもこれって地球だけじゃないんでしょ?」
「はい」
セニアの今の言葉に頷いた
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