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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十三話 四十年前の依頼
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れとこの街の謎を解く」
ロジャーはまた言った。
「そうなっていくな」
「やることが多いわね」
ドロシーがぽつりと述べた。
「外の世界は」
「だが。それは承知のことだ」
もうそれは受け入れているロジャーだった。
「だからだ。あえて行かせてもらう」
「では参りましょう」
シュウはここで立った。
「外の世界に」
こうしてロジャー達はロンド=ベルに合流しそのうえで外の世界に向かうことになった。そして海の底に待機している本隊と合流しようとするその時だった。
「むっ!?」
「これは」
「イールだ」
四人はそれぞれマシンに乗っている。その目の前の艦隊に不気味な長い身体のマシン達が無数に群がり襲い掛かっていたのである。
「長い間見ていなかったがここで出て来たか」
「ふむ。そうですか」
シュウはそれを見て言うのだった。
「どうやら何者かが私達を外に出そうとしていないようですね」
「外に?」
「はい。それが誰かはわかりませんが」
「ローズウォーター?」
ロジャーはふと彼の名前を出した。
「まさかとは思うが」
「さて。より大きな存在かも知れませんよ」
だがシュウはここでこう言うのだった。
「若しかしたら」
「!?それは一体」
「どういうことですか?」
この言葉に凱とタケルが顔を向けた。
「あの企業より大きな勢力が」
「この街にある?」
「さて、そこまではわかりません」
シュウの言葉は今はいつものはぐらかすものではなかった。
「私にも。そこまではわかりません」
「そうなのか」
「ですが。何者かがそう考えているのでしょう」
しかしこのことは言うのだった。
「どうしても私達をここから出さずに話を進めようと」
「考えているのか」
「だからです」
シュウはまた言った。
「外の世界に出るにはまず戦いましょう」
「そういうことか。それならだ!」
凱が最初に前に出た。既にガオガイガーに乗っている。
「やってやる。外の世界に戻る為にな!」
「ふむ。いいところで帰って来たな」
ここでリーの声がした。
「しかもビッグオーまで一緒か」
「あの艦隊のうちの一隻か」
「はい、そうです」
タケルがロジャーの言葉に答える。
「リー大佐です」
「ふむ、大佐か」
ロジャーは大佐と聞いて少し考える顔になった。
「では地位はかなりのものだな」
「まあそうですね」
だがタケルはそのことにあまり自覚はないようであった。
「うちの部隊じゃ階級はあまり関係ないですけれど」
「民間人も大勢いるからか」
「ええ、それで」
やはり理由はそれであった。
「それのせいで階級に関しては」
「そうか」
ロジャーはそれを聞いてまずは納得した。
「軍であって軍ではないか」
「俺もそうですし」
「君もか」

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