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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十三話 四十年前の依頼
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のはファーラだった。
「この世界の宇宙全てがそうです。やはり一万二千年前の記憶がありません」
「これってどう考えてもおかしいわよね」
セニアはあらためて一同に問うた。
「記憶がないって。そうでしょ」
「ああ、確かにな」
「その通りだニャ」
「地球だけじゃないなんてよ」
マサミとファミリア達もそれに応えて頷く。
「けれどどうしてニャ?」
「こんな一致なんてよ。有り得ないぜ」
「その有り得ないことに何かあるってんだな」
マサキはあらためて考える顔になって述べた。
「つまり。そういうことだな」
「多分それを知っているのはクリストフだけよ」
セニアはそう察していた。
「だから。ここにあたし達を呼んだのよ」
「そしてロジャーさんに依頼をした」
レフィーナも考える顔で述べた。
「そういうことですね」
「多分ね。さて、どうなるかしら」
「それがこれからわかるってわけかよ」
「ひょっとしたらだけれど」
セニアはマサキに応えながらまた述べてきた。
「謎はここじゃ終わらないかもね」
「この街の謎がかよ」
「そんな気もするのよ」
こう言うのだった。
「ひょっとしたらだけれどね」
「じゃあ何処で終わらせるんだ?」
「さあ。それは成り行き次第かしら」
「成り行き次第かよ」
マサキはそれはいい加減ではないかと思った。
「何かそれってよ」
「それならそれで仕方ないじゃない。それよりもよ」
「今度は何だ?」
「この話が終わったら元の世界に戻ることになるわよ」
セニアは今度はこのことを話すのだった。
「元の世界にね。その時にはね」
「また戦いってわけかよ」
「元の世界は今のところ平穏みたいだけれど」
そちらの情報も入って来ているのである。
「ドーレムがいなくなった分だけね」
「ガルラ帝国も大人しいんですね」
「ええ。今はね」
ファーラにも答える。
「天使達にも動きはないし」
「俺達のいない間に動きはないってのはいいな」
火麻はそのことは素直に感謝していた。
「それはとりあえずな」
「ええ。けれど多分戻ったらね」
「また戦いだな」
「さて、そちらはどうなるかしら」
セニアはこれについてさらに言った。
「ガンダムのあの子達のことも気になるし」
「あっちに戻ってもまた色々ってわけだな」
「そういうことね。まあそれはわかってるし」
「第一の敵は」
大河が考える顔で述べた。
「やはりガルラ帝国だろう」
「彼等デスか」
「その勢力は宇宙規模だ」
こうスワンにも返す。
「それを考えたら当然だと思う」
「その通りです」
ファーラが大河の今の言葉に頷いた。
「ガルラ帝国の力はこの程度ではありません」
「やっぱりそうなのかよ」
「まだまだ力はあります」
こうマサキにも返す。

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