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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十一話 四十年前の記憶
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個性弱い人間いる?」
ミーナは真剣な顔で皆に問うた。
「戦わない人達だって」
「アズラエルさんだってかなり」
彼もまたかなり濃い人間である。
「あれだし」
「あそこまで行くともう変態でしょ」
こうまで言われるのだった。
「食べるものも変だし言うことも趣味も何もかも変だし」
「あれで大グループの総帥だからねえ」
「向こうの世界も大変ね」
他にも色々なメンバーの話に興じる。とにかくその彼女達も含めて個性派揃いのロンド=ベルであった。
その頃パラダイムシティではエイジがアポロと共に並んで歩いていた。赤髪の男二人が並んで歩いているだけでも目立つがそれだけではなかった。
「これ食うか」
「いらねえよ」
アポロはエイジに食べ物を差し出す。それはかなり大きなパンだった。
そのパンを食べながらエイジに差し出すのだった。だがエイジはそれを断るのだ。
「今はよ。いらねえよ」
「今はかよ」
「腹が減ってねえんだ」
エイジは言う。
「だからな。今はいいよ」
「そうかよ」
「しかしよ」
エイジは街を見回しながら言う。
「本当にニューヨークそっくりだな」
「ニューヨーク!?」
アポロはエイジの言葉にパンをかじりながら応えた。
「何処だよ、それ」
「何処だよって知らねえのかよ」
「ああ。全然な」
こう言葉を返す。
「何の街かな。何処にあるんだよ」
「アメリカにあるだろうがよ」
エイジは呆れた顔でアポロに返す。
「っておめえアメリカに行ったことあるよな」
「あったか?」
「あったかって戦いで通ったりもしてるだろ」
「そうだったか?」
「御前何も知らねんだな」
あらためてアポロに対して呆れる。
「一体どんな生活してたんだよ」
「止めておけ」
シリウスがエイジに言ってきた。
「この男には何をい言っても無駄だ」
「無駄なのかよ」
「ああ。無駄だ」
彼は言うのだ。
「全くな。無駄だ」
「そうか?」
しかしエイジはシリウスのその言葉には首を捻る。
「こいつはこいつで色々あるからよ」
「何故そう言える」
シリウスにとってはわからないことだった。
「私はこの男の破天荒さに辟易しているのだが」
「俺だってそうだしよ」
今度はこうシリウスに述べた。
「だからよ。別に」
「いいのか」
「全く構わねえよ。全然な」
「そういえばタイプこそ違うが」
シリウスはここであらためてエイジを見た。
「二人共似ているか」
「似てるか」
「髪の色だけではない」
それだけではないというのだった。
「その他にも。似ているな」
「へっ、それでまた色々と言われそうだぜ」
こう言って悪態めいた言葉を出すエイジだった。
「しかしよ。本当によ」
「そうだな。似ている」
シリウスもエイジの言葉には同意す
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