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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百七話 綾人の選択
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どういうわけか」
「重みがあるんですよね」
「ええ」
だからなのだった。
「あの人の言葉は」
「そうですね、それは確かに」
カミーユもエマの言葉に頷く。頷きながらゼータツーのメガランチャーを放ちそれでドーレム達をまとめて薙ぎ払い戦場から消していた。
「まるで。ずっと生きているような」
「ずっと。そうね」
今度はフォウが応えた。
「あの人は確かに」
「クワトロ大尉に似ていて何かが違って」
「いや、私とは違うな」
クワトロ本人も言う。
「彼はな」
「違いますか」
「近いものはあるかも知れない」
これは自分でも感じていた。
「だが」
「だが?」
「決定的なものが違う」
だがこうも言うのだった。
「それが彼にはあるな」
「それは何ですか?」
「時間か?」
カミーユの問いに疑問符で返した。
「はっきりとはわからないがな」
「時間?」
「そうだ」
やはり返答は曖昧なものが残っていた。
「それかも知れない」
「どういうことですか?」
「何か。長く生きている感じがするのだ」
「サンドマンさんはですか」
「妙だがな」
自分でも言っていてそれは奇妙に感じていた。
「あの外見でそれはな」
「三十代?」
ファはふとした感じで言った。
「どう年取って見ても」
「そうね」
彼女の言葉にエマが応える。
「普通に見て二十代後半ね」
「そうですよね。そんなところですよね」
「それで時間を感じるって」
カミーユはあらためて疑問に思う。
「それはちょっと」
「私の考え違いか」
クワトロは今度はこう言った。
「これは。やはり」
「流石に今度ばかりは」
カミーユもこう言う。
「そう思います」
「そうだろうな。それではだ」
「はい」
「また来たな」
見れば東京ジュピターからまたドーレムが出て来ていた。
「今度の数は」
「千です」
エマが答える。
「そしてまた出て来ることが予想されます」
「わかった」
クワトロはその数を聞いても冷静だった。
「それではだ。彼等にも向かおう」
「わかりました」
「それじゃあ」
「来たか」
早速そのドーレム達がクワトロ達の前に出て来た。
「それではだ」
クワトロは早速攻撃態勢に入った。そして放つのは。
「ファンネル!」
ナイチンゲールのファンネルが一斉に動く。そうして迫るドーレム達をあらゆる方向から射抜き撃墜していく。彼の腕はここでも発揮されていた。
ロンド=ベルとドーレムの攻防が続く。その頃東京ジュピターでは。
「いよいよですね」
「ええ」
綾人の母がいた。
「そうね。いよいよ」
「では俺も」
「出撃しなさい」
隣にいる若者に対して告げるのだった。
「そして貴女も」
「はい」
もう一人傍らにいる少女にも声をかけ
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