暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百七話 綾人の選択
[15/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
!?」
「運命は自分で切り開くもの!」
ロンド=ベルの言葉だった。
「だから!今ここで!」
「なっ!?」
「終わらせる!」
叫びながら攻撃に入った。
「このラーゼフォンの力で!」
叫びつつ弓矢を続けざまに放つ。それは九鬼のドーレムを貫いていった。そうして彼のドーレムを海に叩き落したのであった。
「馬鹿な、私を倒して・・・・・・」
「九鬼さん・・・・・・」
「青い血の運命を拒むとは」
「言った筈です。僕は母さんにも貴方にもついて行きません」
「では何を」
「運命は自分で切り開きます」
この言葉は変わらなかった。
「ですから。もう」
「無駄なことを・・・・・・」
彼はやはりわかってはいなかった。
「君の青い血の運命から離れることはできない。決して」
「・・・・・・・・・」
九鬼の最期の時が近付いていた。その口から流れるものはやはり青いものだった。
その青い血に染まりながら今倒れた。綾人は今彼を倒したのだった。
「ドーレムの第一次攻撃が終わりました」
「そう」
ミサトはマヤの言葉を聞いて頷いた。
「まずは第一次はね」
「では次は」
「ええ。包囲の輪を狭めるわ」
戦術として当然の流れであった。
「そして来るべき第二次攻撃に備えて」
「わかりました」
シゲルが頷いた。
「それが終わったらいよいよね」
「はい、そうです」
今のミサトの言葉には八雲が応えた。
「東京ジュピターに侵入します」
「いよいよですね」
キムはこのことに少し興奮しているようだった。
「我々の目的の一つがこれで」
「ただ。気になることはまだあります」
「気になることって?」
それは恵にはわからないものだった。
「それって一体?」
「青い血には何の意味があるか」
彼が考えているのはこのことだった。
「それです」
「それはもうすぐわかります」
ここで言ったのは如月だった。
「そう、すぐに」
「すぐに?」
「はい、そうです」
如月はそう一同に答えた。
「少なくとも。無数の因果のうちこれでまた一つが終わります」
「因果が」
「そうです。ですから私はこれで」
「えっ、ちょっと」
「何処に!?」
ロンド=ベルの面々は席を外そうとする彼に対して声をかけた。
「何処に行くんですか?一体」
「これからが正念場なのに」
「それは私もわかっています」
だが九鬼はあくまで冷静だった。
「だからこそです」
「だからこそって」
「何言ってるの?」
「いや、頼む」
しかし功刀はここでその彼を擁護したのだった。
「如月君、では私もまた」
「馬鹿な、司令まで」
「何故!?」
「八雲君」
彼は驚く周りの面々をよそに側にいた八雲に声をかけた。
「後は頼むぞ」
「は、はい」
八雲にも事情はわか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ