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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六話 ブルーフレンド
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な」
功刀の目が動いた。
「時間は」
「はい、その一日の間に」
「彼を見つけ出そう」
「そして東京ジュピターに」
彼等も探していた。その頃その渦中の人物はある少女と出会っていた。その少女は。
「朝比奈?」
「綾人君?」
TERRAにいるのが嫌になり脱走して鹿児島に辿り着いたその場で偶然にであった。彼は浩子と出会ったのだった。
「どうしてここに?」
「ちょっとね」
苦笑いを浮かべて綾人に答えはする。
「用事でここに来たんだけれど」
「用事って。そんな筈は」
「おい」
ここで聞き慣れた声を聞いた。
「朝比奈、そこにいたのか?」
「鳥飼!?」
「ひっ」
何故か怯えた声を出す浩子だった。
「もうここまで」
「どうして鳥飼まで」
綾人にはこれもわからないことだった。
「鹿児島にいるんだよ」
「それはいいから神名君」
「あっ、うん」
浩子の言葉に応える。
「行こう」
「行こうって?」
「神名君もどうしてここにいるのよ」
「どうしてって言われたら」
やはり真相を言うわけにはいかなかった。
「まあそれは」
「多分。私と一緒よね」
浩子はそれは察したのだった。
「そうよね?」
「・・・・・・・・・」
答えられなかった。だがそれが答えになってしまった。
「じゃあ」
「何処に行くの?」
「ここじゃなければ何処でもいいわ」
こう答える浩子だった。
「だから。何処かに」
「わかったよ。それじゃあ」
綾人はそれを受けて遂に浩子の言葉に頷いた。そうして二人でその場から姿を消したのだった。
そうして鹿児島のあるホテルに隠れた。まずはそこだった。
「シティホテル?」
「ここでいいよね」
二人でホテルの部屋に入りつつ話をするのだった。
「お金はあまり」
「私も」
実はお互い持ち合わせはなかったのだ。
「御免なさい、迷惑かけて」
「いいよ。お金はどうにかなるから」
「どうにかって?」
「日雇いのバイトあるから」
少し微笑んで浩子に述べたのだった。
「だからね」
「そうなの。それでなのね」
「うん。朝比奈が心配することはないよ」
また言う綾人だった。
「それじゃあ僕はね」
「行くの」
「ゆっくりしているといいよ」
浩子に顔を向けて微笑む。
「それじゃあね」
「ええ」
綾人は部屋を後にし浩子は一旦浴衣に着替えた。しかし暫くして歯を磨くとそこで暗い、絶望しきった顔になるのだった。その歯ブラシを見て。
綾人は港で名を偽ってアルバイトをはじめた。今は誰にも知られていなかった。
だがロンド=ベルでは。綾人の失踪のことが話題になっていた。
「ここでか?」
「あいつ何考えてるんだよ」
皆露骨に顔を顰めさせていた。
「今どんな時かわかってるのかよ」
「それなのに失踪
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