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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六話 ブルーフレンド
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かにな」
それは功刀も否定しないところだった。
「エルンスト=フォン=バーベム卿にしろな」
「お話を聞いていますとまるで何百年も生きておられるような」
「そうだな。それに」
「それに?」
「近いものを感じる」
功刀の目が静かに光っていた。
「彼等にな」
「彼等にといいますと」
「MUだ」
ここで彼は意外な単語を出した。
「彼等にな」
「まさか」
「私の考え過ぎであればいいが」
「財団とMUは敵対しています」
八雲はそこを力説した。
「それでどうして」
「普通に考えればそうだが」
「普通じゃないと」
「気のせいであればいいがな」
だがそれでも疑念は消せないのだった。
「確かに謎に包まれているが故にな」
「そうですね。本当に」
「思えば謎が多い」
功刀はまた言った。
「この世界にはな」
「そういえばサンドマン氏にしろです」
「あの彼か」
「今は僕達に協力してくれていますが何者なのでしょうか」
「わからん」
八雲の言葉に首を横に振るだけだった。
「何者かはな」
「わかりませんか」
「氏素性があまりにも不明瞭だ。しかも」
「しかも?」
「どうやらあの博士ともつながりがある」
「シュウ=シラカワ博士ですか」
「彼との関係は良好のようだが」
それはまずはいいとしたのだった。
「だが」
「だが?」
「バーベム財団とは微妙なようだ」
功刀の目がまた光った。
「どうやらな」
「財団との関係はよくありませんか」
「これも確かな証拠はない」
これについてもであった。
「しかしだ」
「何となくはわかると」
「対立する立場にあるのかもな」
サンドマンと財団がであった。
「若しかしてな」
「だとすれば僕達の立場は微妙なものになりますね」
八雲の顔がここでまた曇った。
「若しそうだとすると」
「どうやら。敵はガルラ帝国やMU、天使達だけではない」
「他にもいますか」
「当然味方にもな。そう」
「彼ですか?」
「手懸かりは掴めたか」
不意に八雲に尋ねてきた。
「彼のことは」
「いえ」
功刀の問いに首を横に振って答えるしかできなかった。
「まだ何も」
「だが日本にいるのだな?」
「それは間違いありません」
この問いには答えることができた。
「ですが何処かまでは」
「だが遠くにはいってはいない」
「まだ九州にいますか」
「おそらくな。しかもだ」
「しかも?」
「鹿児島辺りだな」
こう予想を立てる功刀だった。
「まだな」
「では鹿児島に人をやりましょう」
「さらにだ。だが」
「だが?」
「ロンド=ベルの東京ジュピター侵攻に間に合えばいいがな」
「それですか」
「そこは微妙か」
「まだロンド=ベルはフィリピンの辺りですが」
「一日だ
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