暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueZ-A星々煌めく夜天にてお別れをしよう〜Wiedersehen, BELKA〜
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こう。シグナムの魔導によって薪に火が入るとパチパチと燃え始めたのを見、6m四方の網の上に串を置いて行く。
肉や野菜が焼ける匂いが広場に広がり、みんながソワソワしだす。完成すれば、子供から与えていく。次は大人。先にアギト達にも食べさせ、私はひたすら串に肉と野菜を交互に刺して網に乗せて行く。
「オーディンさん! 酒って用意してないのか? 自前だってんなら家に取りに行かねぇと」
ご近所さんから酒のリクエスト。そうだった。忘れていた。「少し待っていてくれ!」と言い、すぐに“ブレイザブリク”の蔵にアクセスし、3mほどの高さを持つ色違いの大樽7
荷
(
か
)
を具現させる。
それぞれの樽には4つの蛇口を備え付けてあり、中身が切れないように、増殖上等、という消費された分だけ増える効果を持つ魔力文字を記してある。
「赤樽は葡萄酒、青樽は林檎酒、黄樽は麦酒、白樽は
竜舌蘭酒
(
テキーラ
)
、黒樽は
砂糖黍酒
(
ラム
)
。茶樽と紫樽は子供たちのための飲み物だ。林檎と葡萄味の果実飲料だ。美味しいから飲んでみてくれ」
説明し終わる前に酒飲みの大人たち(ご老人含め)男女が樽の前に群がり始める。子供たちもまた「おいしい!」と葡萄と林檎のジュースを交互に飲み始めた。さて、突然だが宴会に付き物とはなんだろう? 答えは簡単だ。酔っ払いだ。シャルの悪酔いに比べれば圧倒的にマシだが、しかしやはり酔っ払いは面倒だ。
何度か絡まれたがその都度、恋人や友人、伴侶の人に助けてもらった。そしてさんざん歌って踊って、魔力砲による花火打ち上げと騒々しかった中央広場も寂しくなり始め、私が宴会を閉める音頭を取って、解散となった。
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