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約束
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な注目はあまり無かった。

「よう!」

 景気良く肩を叩かれため、後ろを振り返る。刀使いのクラインが悪趣味なバンダナの下でニヤニヤ笑っていた。その隣には両手斧を武装した巨漢のエギルもいた。

「エギルにクライン、お前らも参加するのか?」

「おうよ!」

 クラインは元気のいい声で言った。

「そうか。エギルは商売しなくて大丈夫なのか?」

「苦戦するって聞いたからな。商売を投げ出して加勢に来た」

「……ほんと、俺の友人は馬鹿しかいねえな」

「馬鹿は余計だ、ゲツガ」

 そう言って微笑を浮かべる。

「今回は苦戦するから参加するにはお前等、生き残る自信があるんだろうな?」

「当たり前だろ」

「そうだ。お前こそ自信あるんだろうな?」

 そう言ってエギルとクラインは肩を叩き聞いてくる。

「もちろん。つうか、俺はこの世界をクリアして出る自信だってあるぞ」

「言ったな、こいつ」

 そして巨漢のエギルに首を掴まれ頭をぐりぐりとされる。しばらくしたら離してくれた。

「そういえば、ヒースクリフがお前を探してたから会いにいっとけ」

 クラインがそう言ったので、分かったと言ってヒースクリフを探しにゲツガはどこかに行った。ユキも行こうとしたがクラインたちに呼び止められる。

「ユキさんちょっと話があるんですが……」

 クラインたちはさっきの明るい表情とは違い、神妙な顔になっていた。

「知らなかったらいいんですが、あいつ最近痛みを感じたりしませんでしたか?」

「……クラインさん、エギルさん、あなたたち、あのことを知ってるんですか?」

「俺はあいつから聞いたわけじゃないが、クラインが話してくれた」

 エギルはそう言ってクラインを見る。そして、クラインは話を始めた。

「あいつ、おかしなこととかなかったですか?小さなことでもいいんで」

「一回、ユイって言う子と一時期一緒に過ごしていた時があるんです。その時に、一回、身体にノイズが走って物凄く痛がって気絶をしたことがありました。そして、もう一つゲツガ君の制約を知りました」

「なんですか、ユキさん」

 クラインは少し顔をしかめながらユキにそのことについて聞いた。

「ウィルスに感染し、もう一度力を使うようなことがあればカーディナルによってゲツガ君は消去される、そう聞きました」

「そうですか……」

 クラインはそれを聞き、何か考えるように手を顎に当てる。しかし、何も浮かばなかったらしく頭をがしがしとかいてユキに言う。

「ありがとうございます。それと後でゲツガに無理するなって伝えといてください」

「俺も同じのを」

 そう言ってエギルは自分のパーティー、クライ
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