暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四話 さらば銀
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、それでは」
「そのように」
「ゴライオンを倒す」
また言うのだった。
「いいな」
「了解です」
「それではこのまま」
「もうすぐだ」
シンクラインはまたほくそ笑んだ。
「その一人が死ぬ時はな」
こう言って選曲を見守る。確かにガルラ帝国のマシンはゴライオンの前に次々と倒されていく。だがそれ以上にだった。ゴライオンの傷はまた増えていたのだった。
「くっ・・・・・・」
「まだだ」
ゴライオンの面々は傷つきながらもまだ立っていた。
「まだ戦える」
「だから。俺達は」
「そうだ、まだだ」
銀も言うのだった。
「皆、俺は大丈夫だ」
「わかっているさ」
「それはな」
この場合は銀の心を見ての言葉だった。
「それじゃあな。今はな」
「頼むぜ」
「ああ。あともう少しだ」
見れば西にいるそのガルラ帝国の軍もその数をかなり減らしていた。
「だからな。ここは」
「頑張るぞ」
「よし、やってやる!」
黄金が一際確かな声をあげた。
「あと僅か!踏ん張ってやる!」
「その意気だ!行け黄金!」
銀は痛みを隠し彼に告げた。
「ここでな!やるぞ!」
「わかっている!銀!」
「ああ!」
「これがゴライオンの戦い方だ!」
こう叫びつつ剣を左右に上下に振るいそのうえで今斬りまくっていく。そして遂に最後の敵を両断したのであった。
「よし!終わりだ!」
「ああ、そうだな」
確かに最後の敵も斬った。銀もそれを見届けた。
「見事だったぜ、皆」
「銀・・・・・・」
「やりましたよ、僕達は」
「最後の一機までな」
「倒したんだ」
「ああ、倒した」
銀は四人の言葉を受けつつ微笑んでいた。
「確かにな。俺達はやったんだ」
「そうだ。御前の力もあった」
「じゃあ。後は大丈夫だな」
銀は微笑んでいた。
「皆、後はな」
「ああ、任せろ」
「僕達が後は」
「いるからな。だから」
「ゆっくりとな」
「少し疲れた」
今度はこう言う銀だった。
「だからだ。寝かせてもらうな」
最後にこう言い目を閉じたのだった。これが銀の最後だった。彼の死を見届けてかゴライオンは動きを止めた。シンクラインはそれを見てさらに笑うのだった。
「見よ、これでゴライオンは動きを止めた」
「はい」
「確かに」
「まずはこれでよし」
満足した笑みでの言葉であった。
「それではな。軍を撤退させろ」
「シドニーは宜しいのですか?」
「ロンド=ベルは」
「あの街には最初から何の興味もなかった」
彼は素っ気無く述べた。
「全くな」
「そうだったのですか」
「それよりもだ」
彼はさらに言う。
「ゴライオンのうちの一人が死んだ。これでいい」
「作戦目的は果たせたと」
「そういうことですね」
「その通りだ。だからこれで
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ