暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四話 さらば銀
[6/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
えるロックオンだった。
「それはな」
「ですか」
「それよりもだ」
刹那が言う。
「今はここで戦うことだな」
「はい」
これはウッソもわかっていた。
「それじゃあ。今は」
「市民を守る為に戦う」
刹那の言葉はクールなものだった。
「いいな」
「わかりました」
こうして彼等は三方から来る敵軍をそれぞれ倒す。しかし敵は彼等だけではなかった。
「何っ!?」
「レーダーに反応!?」
ここで皆驚きの声をあげた。
「西から!?」
「まさか」
「いかんな」
兵左衛門の顔が曇った。
「今は三方だけで手が一杯だ」
「はい」
「だというのにここで」
「どうしたものか」
曇った顔で言う兵左衛門だった。
「ここで兵を西に割く余裕はないのじゃがな」
「ですが」
「わかっておる」
一平の言葉に対して頷く。
「仕方があるまい。キングビアルを分離させたうえで向かうか」
「はい」
こうして彼等がその西へ向かおうとする。しかしそれより先に彼等が西に向かっていた。
「おい、下がれ!」
神宮寺が何時になく感情的な声をあげた。
「今の御前等じゃ無理だ!」
「そうです!」
麗も言うのだった。
「今の貴方達では。とても」
「四人でも戦えるさ」
「そうです」
黄金と錫石が言った。
「足止め程度にはな」
「なれる」
青銅と黒銅も言う。
「だからな。ここは任せろ!」
「僕達が引き受けます!」
「西はな!」
「だからそちらの戦いに専念しろ!」
「冗談じゃないわよ!」
マリがその彼等に対して叫んだ。
「今のあんた達じゃ相討ちになるわ!下がって!」
「どうやっても。生き残れません」
猿丸の言葉が決め手になってしまった。
「ゴライオンは。四人では」
「ミスター、俺も行くよ」
洸が意を決した顔で言う。
「その間。頼むよ」
「洸、頼めるか」
「うん。一機じゃ駄目だけれど二機なら」
「いや、大丈夫だ」
しかしここでまた声がした。
「ゴライオンは。満足に戦える」
「何っ!?」
「どういうこと!?」
「俺がいる」
ここで一体の獅子が姿を現わしたのだった。
「俺も行くぞ!」
「何っ、銀!」
「馬鹿な!」
「馬鹿に馬鹿って言われたくはねえな」
戦場に姿を現わしたのは銀だった。その獅子もまた。
「お互い様だろ?それは」
「銀・・・・・・」
「本気か」
「御前、それでいいんだな」
「命には賭け時がある」
彼はこうも言った。
「それが今だからな」
「よし!わかったぜこの大馬鹿野郎!」
黄金が彼に対して告げた。
「それならな!一気に行くぜ!」
「よし!ゴライオン合体だ!」
「了解!」
今銀の獅子も合体しゴライオンは本来の姿に戻った。そして剣を手に持つとそのまま突き進むのであ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ