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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四話 さらば銀
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「死んでも何にもならん」
今度はアルトへの言葉だった。
「だからだ。いいな」
「わかってますっていうのが模範解答ですね」
「それ以外の言葉は許さん」
オズマも言う。
「わかったな」
「了解です。俺も死ぬつもりはないですから」
「わかったら無茶をせず真面目にやれ」
彼が言うのは結局のところこういうことだった。
「いいな」
「了解です」
「とにかく生き残るか」
ミシェルはここでまた狙撃を行い一機撃墜する。
「本隊が来るまでな」
「そうしましょう」
ルカが頷きマクロスクォーターの部隊はあらためて攻撃に入る。こうした攻撃と戦闘の中で三分が過ぎた。ここで刹那がアルトに通信を入れてきた。
「無事か」
「俺に聞いてるのか」
「そうだ、御前だ」
素っ気無い返答だが間違いなかった。
「生きてはいるようだな」
「まあな。そっちもな」
「俺のことはいい」
刹那の言葉の調子は相変わらずであった。
「俺は生きる」
「おい、まるで自分が絶対に死なないみたいだな」
「生きている限り戦う」
刹那はまた言った。
「それだけだ」
「そうか。まあこっちは大丈夫さ」
「ならいいがな」
「ああ。そしてだ」
「で、何なんだ?」
「ガルラ帝国の部隊がまた来る」
「何っ!?」
この言葉に驚いたのはアルトだけではなかった。
「北から来る部隊以外にもか?」
「まだいるのか」
「間違いありませんね」
ルカが深刻な顔でここで述べるのだった。
「レーダーに反応です」
「北か?東か?」
「南です」
こうオズマに答えた。
「南から来ます。かなりの数です」
「そうか。三方から来るか」
「はい、そうです」
また答えたルカだった。
「南北同時に攻めて来ます」
「まずいなんてものじゃないですね」
ミシェルはそれを聞いてもまだ冷静ではあった。
「この状況は」
「このままでは囲まれ」
クランも言う。
「私達は全滅だ」
「どうするかだ」
ヘンリーも自機のレーダーを見ていた。
「撤退しますか?艦長」
「いや、ここで退けば一般市民に損害が出る」
ジェフリーはそれは退けた。
「一般市民に犠牲を出すわけにはいかない」
「はい、そうです」
「ですから」
「撤退はない。いいな」
「わかりました」
「それでは」
彼等は撤退を選ばなかった。そうしてこの場に留まることにしたのだった。そうして二分が過ぎた。マクロスもバルキリー達もダメージを受けていく。だがそこでだった。
「待たせたな!」
「大丈夫ですか!?」
フォッカーと輝だった。そして彼等だけではなかった。
「ロンド=ベルか」
「来たんだね」
ティエリアとアレルヤが言う。
「どうやら持ちこたえたってわけだな」
「ああ」
ロックオンの言葉に刹那が
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