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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四話 さらば銀
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「うむ」
「連中もいますけれどどうします?」
「向こうは何と言っている?」
こうオズマに対して問うのであった。
「連絡は取れたか?」
「喜んで協力するとのことです」
ヘンリーがオズマに答えた。
「今そう通信が」
「そうか」
「僕達も地球を守る為に戦っている」
オズマのモニターにティエリアが出て来て答える。
「だからだ。ここは協力させてもらう」
「済まないな」
「それでそちらはさらに前に出るのか」
「ああ、そうだ」
オズマはまたティエリアに対して答えた。
「そうして一般市民から目を逸らさせる」
「わかった」
ティエリアは彼のその言葉に頷いた。
「それなら。僕達もだ」
「いいのか?」
「市民を守る為なら」
今度出て来たのはアレルアだった。
「それ位常識だ」
「そうか」
「少なくともあんた達の敵じゃない」
ロックオンも言ってきた。
「俺達はな」
「では共に前に出るか」
「よし、正面からな」
「行こう」
「おい」
アルトはここでダブルオーガンダムに声をかけた。
「あんたも前に出るのか?」
「当然だ」
刹那は感情のない声でアルトの言葉に答えた。
「俺達もそうして市民を引き付ける」
「そうか」
「そして倒す」
言葉は簡潔なものであった。
「それだけだ」
「よし、わかった」
アルトはそれだけ聞いてすぐにマクロスを前に出した。
「それではだ。行くぞ」
「俺も行こう」
こうして彼等は進んで前に出てガルラ帝国の面々を倒していく。激しい弾幕も今の彼等には全く効果がなく次々と倒していく。
「ルカ、やってくれてるね」
「有り難うございます」
ルカはカナリアの言葉に応えていた。
「電子妨害が効いてるね」
「はい、おかげで敵の攻撃がかなり軽減されています」
その通りだった。ガルラ帝国の攻撃は彼のバルキリーのジャミングによりその攻撃の効果をかなり減少させてしまっていたのである。
「けれど。数が」
「ええ、そうね」
カナリアもケーニッヒモンスターを駆りつつ答える。その重砲の射撃で敵を倒し続けながら。
「きりがないわね。これは」
「それにです」
ルカはさらに言う。
「また来ます」
「援軍ね?」
「はい、北です」
方角まで言うのであった。
「その数五千です」
「五千か」
クランはその数を聞いて顔を少し曇らせた。
「間に合うのか?本隊は」
「間に合ってくれると思いますけれど」
ルカの返答は暗かった。
「ですが。今は」
「ルカ」
ここでオズマがルカに声をかけてきた。
「はい、隊長」
「今は余計なことを考えるな」
こう彼に言うのであった。
「今はな」
「わかりました」
「そして生きろ」
オズマはこうも言う。
「何があってもな」
「生きろですか
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