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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二話 黒い翼の少女
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いいのか?」
グラハムも釈然としないものを感じていた。
「この流れで」
「何かわからないけれどこれで話が終わったんならいいんでしょ」
エルフィはかなり強引にそう考えることにした。
「とりあえず祝福することになったし」
「じゃあパーティーね」
「そうだ」
サンドマンはパーティーという言葉には反応を見せてきた。
「今よりパーティーを行おう」
「ううん、やっぱり強引っていうか」
「何か無理矢理って感じだよな」
「既にワインに御馳走も用意している」
「何時の間に!?」
マリンもここで首を捻る。
「そんなものまで」
「それではだ」
「どうぞ」
「お持ちしました」
ここでメイド達が一斉に何処からともなく出て来て舞台のセッティングをはじめた。
「お料理もお酒も」
「存分にお楽しみ下さい」
「ジュースもありますよ」
「何かわからねえが楽しむことは楽しむぜ」
「ああ、そうするか」
エイジはシンの言葉に頷きながらワインとジュースで自分でカクテルを作る。
「気持ちよくやるぜ」
「折角の歓迎パーティーだからな」
「それはいいのですが」
だがモニカはここでふと呟くのだった。
「どうしたのではないのではあるでしょうか」
「相変わらず変な文体だけれどどうしたの?」
「増えた感じがありはしないのです」
こうセニアに述べるのだった。
「どうも。同じようでそうでなくてそうであるような」
「言っている意味がわからん」
シリウスもこれには絶句だった。
「何だ!?結局どういうことなのだ」
「ああ、あたしが通訳するわ」
「頼む」
セニアに対しても述べた。
「残念だが私ではわかりかねる」
「つまりね。メンバーが増えた気がしないってことなのよ」
かなり単刀直入に説明するのだった。
「あの娘のことがわかったけれどね」
「それはまたどうしては」
「あまりはっきりと完全にはいい感じにわからないわけではないのですが」
「あまりよくはわからないけれど」
ここでもセニアが通訳する。
「そんな感じがするっていうのよ」
「おかしな話だな」
セニアの通訳まで聞いてようやく言うシリウスだった。
「それは。どういうことなのだ」
「言っておくけれどモニカは予知能力もあるからね」
「それは聞いたが」
「だから。何かあると思っていいわ」
「わかった。問題はそれが何かなのだがな」
だがそれはまだよくはわからないのであった。何はともあれリィルのことはわかった。そのうえでまた新たな戦いに向かうのであった。

第百一話完

2008・12・30

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