第百一話 空に浮かぶ城
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第百一話 空に浮かぶ城
サンドマン達を加えたロンド=ベル。だが彼等はすぐに戦場に向かうということにはならなかった。
今彼等はマクロス7のプールに集まっている。そこは海をイメージしたかなり巨大なプールである。そこで交流を深めているというわけだ。
「しかしね」
赤を基調に所々にピンクのフリルが着いたワンピースのミレーヌがぼやいていた。
「皆がいるのはいいけれど」
「どうした?」
「サンドマンさんって」
また彼のことであった。
「何もかもが凄過ぎるんだけれど」
「そうか?」
バサラが彼女の言葉に応えた。
「俺はそうは思わないけれどな」
「あんたはね」
ミレーヌは内心バサラに言ったこと自体が間違いだと思った。
「はっきり言ってレベル的には同じだからね」
「同じって何がだよ」
「あんたには言えるけれどサンドマンさんには言えないことよ」
「何だよ、それって」
「気にしないで。とにかくよ」
ここでミレーヌはプールを見るのだった。砂浜に水面のプールをだ。
「あの人って。凄過ぎるわ」
「さあ、諸君」
そこには意外にも見事なプロポーションで派手な柄のビキニパンツのサンドマンがいた。
「泳ごうではないか」
「泳ごうかって」
「あの人の格好って」
「何て言うか」
ロンド=ベルの面々はサンドマンのその格好にまず驚いているのだった。
「まさかビキニパンツなんて」
「有り得ねえ・・・・・・」
「そうですか?」
それに紫のビキニパンツのアズラエルが応える。
「僕は何とも思いませんが」
「いや、アズラエルさんが言っても」
「やっぱり」
「いや、サンドマン氏」
バサラと同じくレベル的には同じであるアズラエルには皆あまり参考とするものはなかった。
「お見事なスタイルです」
「そうですか」
「はあ」
「それはそうとですね」
アズラエルは周りの呆れる声に構わず言葉を続けてきた。
「流石にビーチではメイドさんの格好ではないですね」
「まあそうですね」
「やっぱりそれは」
「私達だっていつもメイド服じゃないわよ」
ピンクのやたら露出の多いビキニのルナが言う。
「流石にね。普段着だってあるし」
「普段着あったんだ」
「あるわよ」
シンジに対して答える。
「ちゃんとね」
「そうだよね。考えてみればね」
「けれどあんたいつも学生服じゃないの?」
「言われてみればそうかも」
シンジはルナの言葉に頷いた。
「僕最近学生服とプラグスーツ以外着た記憶ないから」
「寝る時はどうしてるの?」
「まあ普通にパジャマですけれど」
白い、これまたやたら露出の多いワンピースのミヅキに答える。彼女も彼女でかなり派手なそのプロポーションが露わになっている。
「寝る時は」
「そう
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