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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百話 月が闇を照らす時  
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人に言われてそうだと思うようになったレイだった。
「考えてみればな」
「そうだよ。それよりもだよ」
「どうしたの?シン」
「何かよ、あの白い服のメイドさんよ」
見れば緑の髪で眼鏡をした胸の大きい少女である。
「えらいドジっぷりだよな」
「そうね。派手に転んでテーブルをひっくり返して」
実際にそうした事態を招いていた。
「凄いわね、あれは」
「何なんだろうな、あの人」
「メイドさんといっても色々か」
レイは冷静にこう述べた。
「ああした人もいるのだな」
「他にも何か一杯いるな」
シンも周りを見回して述べた。
「幼女もいればやたら胸の大きな人もな」
「ってシン」
「んっ!?俺には他の女はどうでもいいぜ」
こう返すシンだった。
「だってよ。俺はステラだけだからな」
「やれやれ。またステラね」
「だが浮気しないのはいい」
レイはそんなシンを認めて述べた。
「それはな」
「だろ?とにかくよ」
シンは本当にどうでもいいという目で周りを見回していた。
「何か。妙な雰囲気だよな」
「あれ見て」
ここでルナマリアはある人物を指差した。
「あれってこっちの世界の大統領じゃない」
「あっ、そういえばそうか」
言われて気付くシンだった。
「そういえばよ」
「まさかあの人まで来ているとはな」
「その周りにいる人達は?」
「連邦政府の要人達だ」
彼等も集まっているのだった。
「どうやらこのパーティーは只のパーティーではないな」
「そうみたいね」
とりあえずそのことはわかるのだった。その間にアレックスの前に一人の黒髪の美女が姿を現わした。彼はその美女を見てすぐに声をかけた。
「お嬢さん、これはこれは」
「!?」
「おっと、怪しいものではありません」
アレックスはにこやかに笑ってこう述べた。
「私はアレックス=スミス。ロンド=ベルの一員でして」
彼だけが語っている。その間美女は一言も発しない。
「お美しいお嬢さん、今から」
そのまま手を取ろうとする。しかしここで。
いきなり手を払われそのうえで平手打ちだった。美女は駆け去りそのうえで仰向けに倒れ伏すアレックスだけが残されたのであった。
「いてえ、効いたぜ」
「変に言い寄るからだよ」
「全く」
ジュセとイワンがその彼に声をかける。
「まあいい薬かもね」
「反省するのだな」
「ちぇっ、何かはたかれ損だな」
「しかし」
ここでハンスはまた別のものを見ていた。
「あの美女の動き。女性にしては速いな」
彼が見ているのはそこであった。美女は何時の間にか会場を出て物陰で髪を剥ぎ取った。そして様々な変装を剥ぎ取る。するとそこから出て来たのは赤髪の少年だった。
彼はそのまま会場の中を走りだした。だがそれを見ている者達もいた。
「やっと出
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