暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十九話 天使達の覚醒
[9/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
った。
「それとな。奴はアクエリオンに選ばれたのだ」
「そうなのですか」
「わかればはじめろ」
指示に戻っていた。
「瞬間転送だ。いいな」
「はあ、それでは」
こうしてアポロが転送される。それを確認してから不動はすぐにまた指示を出したのであった。
「やれ!」
「あれをですね」
「そうだ。創聖合体!!」
今叫んだ。そして。
三機の戦闘機が合体してアクエリオンになる。それは一瞬のことだった。
「またこの感触か」
「この感触は」
シリウスとシルヴィアがそれぞれ言う。
「まさに夢の如く」
「いっくううーーーーーーーーーーーーっ!」
シルヴィアに至ってはこう叫んでいた。こうしてまたアクエリオンになるのであった。
「行くぞ、セシリアよ」
アポロは相変わらずであった。
「今ここで舞う為にな」
「こいつ、本当に」
シルヴィアは今の彼の言葉を聞いて思ったのだった。
「別人みたいに」
「完全に前世の人格になっている」
シリウスも言う。
「やはり。こいつは」
「おい、それでさ」
「いいですか?」
三人にジャックとシホが声をかけてきた。
「そっちに敵が集中してきているから」
「用心して下さいね」
「わかっている」
アポロニウスそのものになっているアポロが二人に応えた。
「私が引き受ける」
「引き受けるのは幾ら何でも無理では?」
シホはそのことを不安に思っていた。
「私達が今から」
「行くから」
「いや、いい」
だがアポロは二人のその申し出を断った。
「私はここでな」
「そうですか。そこまで仰るのでしたら」
「俺達も。ここで戦って」
「私の舞を貴様等に見せよう」
アポロはもう完全に敵の天使達を見据えていた。
「一万二千年ぶりにな」
「よし、このまま戦闘を進めるぞ」
不動はそのアポロを見つつ言った。
「このままな」
「はあ、それでしたら」
ジャンはまだ何が何なのかよくわからないままそれに頷いた。
「わかりました」
「ちぇっ、俺は何なんだよ」
そしてピエールは腕を組みふれくされていた。
「何か急によ。話が」
だがそれでも戦闘に入っていた。アポロはアクエリオンを駆り戦局そのものをロンド=ベルにとって有利なものにしていた。だが敵をあらかた倒し終えたその時に。
「アポロニウス」
「!?」
「この声は!?」
「久し振りだね」
一同が突如として謎の声を聞いたのだった。
「一万二千年ぶりだね」
「トーマか」
「そう、僕だよ」
その声はアポロの問いに対して答えてきた。
「僕だよ。わかったんだね」
「わからない筈がない。それで何の用だ」
「まずは言っておくよ。おめでとう」
最初は祝福の言葉であった。
「転生と覚醒はね」
「それだけか?」
「勿論それは違うよ」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ