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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十九話 天使達の覚醒
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る。
「その通りです」
「長かったな」
「いえ、一瞬です」
しかし四つ目はこう返した。
「我々にとっては」
「そうだな。考えてみればな」
「その通りです。それでは」
「わかっている。動くぞ」
「はい」
「同胞達をここに集めてくれ」
彼はこう言葉を出した。
「すぐに。行動に移ろう」
「わかりました」
彼等も動くのだった。こうしてすぐに天使達がロンド=ベルの前にやって来た。その数は先のそれよりも遥かに多いものであった。
「数が増えた!?」
「しかもそれだけではない」
シルヴィアに対してシリウスが述べる。
「何かが違う」
「何かが!?」
「まるで我々を狙っているかのようだ」
こう言うのである。
「まさかとは思うが」
「私達を狙っている!?」
「そうだ」
彼は鋭い目でモニターに映る天使達を見て言った。
「我々に何かを見ているのか」
「だとすれば一体」
「俺達に何を見ているっていうんだ!?」
「そこまではわからないが」
シリウスはシルヴィアとピエールの言葉に対しては答えられなかった。
「おそらくあの男が関係しているのだろうな」
「あいつが」
それが誰なのかシルヴィアにはすぐにわかった。そうして顔を顰めさせるのだった。
「その運命の」
「アポロニウスねえ」
ピエールは腕を組んで考える顔になった。
「どうなのかね、本当に」
「間違いだとは私も思う」
シリウスもこう考えてはいた。
「しかしだ。候補者なのは確かだ」
「だから今はっていうのね」
「その通りだ。それではだ」
「行くっていうんだな」
「そうだ」
ピエールに対して答えると共に前に出るシリウスだった。
「戦わなければ生きてはいけないのだからな」
「それはな。じゃあ俺達もな」
「行きましょう」
二人もまた司令室に向かった。ここで不動がシリウスとシルヴィア、そして麗花に対して出撃命令を出すのであった。
「あれっ、俺は?」
「今はまだだ」
こうピエールに言う不動であった。
「ここで見ているがいい」
「ちぇっ、俺はスペアってわけかよ」
「それは違う」
今のピエールの言葉は否定した。
「見るのもまた戦士の務めだ」
「見るのも?」
「その通りだ」
静かだが強い声で言うのであった。
「だからだ。今は見ているのだ」
「何かしらねえが納得するしかねえんだな」
「司令としての命令だ」
「ああ、わかったさ」
納得はしないが頷くしかなかった。
「それじゃあな。そういうことでな」
「うむ」
何はともあれこれで三人のメンバーが決まった。彼等が出撃したその時にはもうロンド=ベルの面々は天使達との戦闘に入っていた。
「おい、大丈夫なのかよ」
「大丈夫って何がだよ」
「あの麗花っていう奴だよ」
忍は彼女の乗る戦
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