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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十九話 天使達の覚醒
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元々ああだったのだ」
「元々か」
グラハムもそれを聞いて顔を顰めさせる。
「それはまた壮絶な」
「こちらの世界にはもっと凄いのもいるわよ」
レナが言う。
「マスターアジアね」
「マスターアジアって!?」
「流派東方不敗といってな」
イザークが説明する。
「素手でモビルスーツを破壊し車を走り抜く」
「車を!?」
「まさか」
「信じられねえと思うが本当の話なんだよな」
ディアッカも驚くこちら側の面々に話すのだった。
「これがな」
「そんな人間がいるのかよ」
「そうなんです」
ニコルが楯人に答える。
「ほぼ不死身ですし」
「そんな人間がいるとはな」
グラハムもまた言うのだった。
「そちら側の世界も色々とあるのだな」
「色々というかだ」
「何と言うべきか」
ミゲルとハイネは言葉を少し濁らせていた。
「あくまで特別な連中だ」
「ガンダムファイターというものは」
「ガンダムファイターか」
宗介はその存在の名前を呟く。
「ドモン達を見ていると味方としては頼もしいが敵に回すと手強いな」
「その通りよ」
レインもそのことを認めて頷く。
「正直なところね。マスターアジアには苦しめられたわ」
「それで今彼はどうしているのかしら」
「向こうの世界にいるわ」
ルナマリアがメリッサに対して答える。
「向こうのね」
「そう。じゃあ介入しては来ないわね」
「多分そうかと」
「そう思いたいです」
フィリスとエルフィがいささか自信なさげに応える。
「流石にそこまでは」
「あの人でも」
「あの人でもっておい」
クルツは二人の言葉に突っ込みを入れた。
「幾ら何でも化け物みてえじゃねえかよ」
「まあそこのところがあれなんだよね」
今度はアーサーが言う。
「正直かなり疑わしいし」
「こっちにも出て来るかも知れないっていうのか」
「信じられないね」
闘志也もジュリイもまずはそれを信じようとはしなかった。
「生身で時空を超えるなんて」
「有り得ないさ」
「ゲッターはできたけれどな」
謙作はゲッターについて言及した。
「あれはあくまで例外だな」
「ゲッターの力は特別だ」
ガイが言う。
「あれだけはな」
「どちらにしろ。そういう人間もいるのよ」
メイリンはそこを念押しするように述べた。
「あっちの世界にはね。それはわかってね」
「まあそういうことなら」
とりあえず受け入れはする彼等であった。しかしだからといって納得はしていない。だがそんな話をしている間に天使達の間では一つの動きが起こっていた。
「目覚められたのですね」
「うむ」
若く美しい青年の天使があの四つの目の美女に対して応えていた。
「一万二千年ぶりか」
「そうです。一万二千年ぶりです」
四つ目の天使は静かに答え
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