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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十九話 天使達の覚醒
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伝ってくれよ」
「わかりました」
「皆ちょっと待っててくれよ、すぐに作るからな」
こうしてディアッカが料理に入る。シンジや他に何人かが手伝いに入る。アーウィンはそんな彼を見てぽつりとした感じで言うのだった。
「あいつ料理できたのか」
「ディアッカの料理は名人クラスだ」
レイが彼に答える。
「だから任せておいていい」
「そうか、そんなにか」
「じゃあ楽しみにしてます」
フレースはそれを聞いて明るく言うのだった。
「ディアッカさんのお料理」
とりあえず彼等はのどかに過ごしていた。しかし隔離されているアポロは相変わらずその中で暴れ回っているのであった。まさに猛獣である。
「くそ、出せ出せ!」
鉄の扉に何度も体当たりをしながら叫んでいる。
「何で俺がこんな場所に。くっ」
そんなことを喚いているとここで。扉をノックする音が聞こえてきた。
「何だ?」
「入ります」
その声と共に紫のドレスに薄紫の髪と緑の目の少女が入って来た。車椅子に乗っている。
「お食事を御持ちしてきました」
「食い物!?」
「はい、これです」
パンとミルクにサラダ、それにソーセージとハム、トマトを炒めたものであった。言うまでもなくディアッカ達が中心となって作ったあの料理である。
「どうぞ」
「寄越せ!」
いきなりそれを奪い取るようにして受け取るとその場でガツガツと食べはじめるのだった。
「うめえな、これ」
「ディアッカさんが作られたものです」
「ディアッカ!?あの色が黒くて金髪の奴か」
「はい、そうです」
「あいつ料理ができたのかよ」
アポロにとっては驚くべきことだった。
「しかもこんな美味いモンを」
「美味しいですよね」
「ああ」
それは素直に認めるのだった。
「それもかなりな」
「それでアポロさん」
「何だ?」
「貴方は先程戦われましたね」
「それがどうしたんだ?」
少女に顔を向けて問う。
「それが。何かあるのか?」
「貴方は前世を思い出されました」
「俺は覚えてないんだけれどな」
本人にその時の記憶はないのだった。
「それはな」
「そうなのですか」
「ああ。それで気付いたら色々と言われててな」
それから暴れたというわけだ。
「あの副司令とかいう奴気に入らねえな」
「ジャンさんがですか」
「どうにもな」
少女の問いに答える。
「いけ好かねえんだよ、ああいう奴は」
「そうですか」
「そうさ。ところであんたは」
今度は少女に顔を向けるのだった。
「何ていうんだ?名前は?」
「リーナです」
少女は名乗ってきた。
「リーナ=ルーンです」
「そうか。んっ!?」
ここで彼はあることに気付いた。そうしてそのリーナの前で手を横に振ってみるのだった。しかしリーナは反応を一切見せないのだった
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