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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十八話 一万年と二千年前から
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あの」
「君のことも知っている」
その男不動は司令に顔を向けて言ってきた。
「ジャン=ジェローム=ジョルジュ君だな」
「そうだが」
「君を今から副司令に任命する」12
「だから何故だ!」
あまりにも強引なのでこう言い返す。
「何故私が!何の権限があって!」
「連邦政府からの直接の命令なのだがな」
「連邦政府の!?」
「見給え」
ここで一枚の書類を出す。そこに書いてあるのは。
「なっ、大統領のサイン・・・・・・」
「これでわかったな」
「うう・・・・・・」
「これからの司令官は私だ」
「しかし貴方は」
ここで白衣の美女が彼に言ってきた。
「アトランティス遺跡を見つけられその際の事故で最後まで残られて皆を逃がした後で」
「死んだと言いたいのだな」
「そうです」
彼女が言うのはこのことだった。
「確か」
「私は不死身だ」
「不死身ィ!?」
ジャンはその理不尽な言葉にまた声をあげた。
「何なんだ貴方はそもそも!」
「とにかくだ」
「とにかくも何も」
「見給え」
またこの言葉だった。それと共に出してきたものは。
三本の矢だった。何処からか出してきたのであった。
「矢!?」
「日本の戦国大名の一人毛利元就だが」
「あの三本の矢のですね」
「そうだ、ソフィア=ブラン君」
その美女の名を読んでの言葉である。
「三人の息子に与えたな」
「それは知っていますよ」
ジャンがうんざりした顔で不動に告げる。
「あれですよね。一本では簡単に折れるが三本では簡単には折れはしないと」
「そうだ。しかし!」
「なっ!」
「今度は!?」
「不測の事態があれば折れる」
何とその矢を握り潰して折ってしまったのである。
「それが今だ」
「今・・・・・・」
「じゃあ一体どうすれば」
「案ずることはない」
だが彼はまた言った。
「今我々には得難い人材が手に入った」
「それがまさか」
「そうだ、彼だ」
ジャンに対して言う。
「彼だ。彼が来たのだ」
「しかしですね」
もう副司令になってしまっているジャンであった。
「彼はまだアクエリオンの訓練さえも」
「それはまだいい」
やはり強引にそういうことにしてしまう不動だった。
「シルヴィアとピエールだったか」
「はい」
「二人は無事か」
「はい、何とか」
ソフィアが彼に答える。
「今シリウス達と合流しています」
「そうか」
「麗花とグレンは?」
ジャンが周りのスタッフに尋ねた。
「彼等は無事なんだよね」
「命に別状はありません」
それは保証された。
「ですがそれでも」
「ううむ、それではシルヴィアとピエールに二人と交代させてだ」
「いや、駄目だ」
だがここでまた不動が言ってきた。
「それはならんぞ」
「どうし
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