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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十八話 一万年と二千年前から
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に落ちてしまっていた。
「な、何ということだ!」
それを見て司令が慌てふためいていた。
「二人に異変だと!」
「司令」
シリウスがここで彼に声をかけてきた。
「麗花はこちらで機体をコントロールして着地させました」
「う、うむ」
「ですが」
彼はここでまた言うのだった。
「二人は完全に戦闘不能です」
「命に別状は!?」
「それはないようです」
これについても答えるシリウスだった。
「ですが」
「うう・・・・・・」
呻くしかなかった。
「そうか」
「はい。どうされますか?」
「それは・・・・・・」
返答に窮するしかなかった。だがここで。
「よしっ!」
「よしっ!?」
司令はその声に顔をあげた。そしてその声の方を見ると。そこにいたのだった。
「これからの指揮は私が執る!」
「なっ、誰だ!」
司令は慌てふためき咄嗟に銃を抜き彼に向ける。しかしその動きは相手の方が速かった。その速さはまさに電光石火だった。
「遅いな」
「うっ・・・・・・」
既に相手に後ろに回られていた。そしてこめかみに銃の形にした指を合わせられ。そうして。
「バアン」
「ひ、ひいいっ!」
「銃の使い方は用心が必要だぞ」
言葉は厳かだったがふざけているのがわかる言葉だった。
「さて。それでだ」
「誰なんだ、貴方は」
「私か」
「そ、そうだ」
震える声でその彼に対して問うのだった。
「そもそも。急に出て来てだ」
「そんなことはどうでもいい」
また言う男であった。
「とにかくだ。これからのアクエリオンの指揮は私が執る」
「な、何故だ」
とにかく言葉を出す彼だった。
「どうしてだ。私の指揮権を何故」
「それはな」
「それは!?」
「私だからだ」
傲然とこう言い放つのだった。
「私だからな」
「私からだと!?」
「その通りだ!」
また言うのであった。
「今まで御苦労!」
「御苦労!?ちょっと待て!」
何が何なのかさっぱりわからずまた言う彼であった。
「だからどうしたのだ!何故私が」
「ふむ。では聞きたいか」
「当たり前だ!」
「では名乗ろう!」
破天荒な調子で遂に名乗ると宣言するのだった。
「我が名は!」
「何者だ!」
「しかし。どうなっているのだ」
シリウスは司令部でのやり取りを聞いて言うのだった。
「この事態は」
「この事態も何もない!」
司令の言葉は慌てふためいたままであった。
「それでだ!」
「うむ!」
「君は一体何者だ!早く名乗れ!」
「よし!」
それに応え遂に。彼は名乗った。
「不動ZENだ」
「何っ、不動ZEN!?」
「生きていたのか」
「如何にも」
周りの驚く声に対して述べるのであった。
「ここにこうして舞い戻ってきたのだ」
「では貴方が
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