暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十八話 一万年と二千年前から
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「ええ」
こうして二人はそのアポロを探すことになった。その時上空ではシリウスと麗花、それにグレンがそれぞれ宙を舞っていた。そのうえで合体準備に入っていた。
「司令」
シリウスがモニターで眼鏡の男に対して問うていた。
「それでは今回の合体は」
「そうだ。頼むぞ」
その眼鏡の男はシリウスの言葉に応えて述べてきた。
「君がメインだ」
「わかりました。それでは」
「しかしだ。気をつけてくれ」
「何か?」
「反応がある」
彼の顔がここで不吉に歪んだ。
「彼等の反応だ。ここで」
「来た!?ここで」
「見て!」
その時だった。麗花が不意に驚きの声をあげたのだった。
「また獣達が」
「くっ、こんな時にかよ!」
グレンがそれを見て歯噛みした。
「司令、ここはよ!」
「わかっている。シリウス君」
「はい」
シリウスが彼の言葉に応える。
「今度の合体は君だ。いいな」
「わかりました。それでは」
合体に入ろうとする。しかしその時に。麗花が突如としてうめきだしたのであった。
「麗花!?」
「どうしたんだ!?一体」
「ああ・・・・・・ああ・・・・・・」
シリウスとグレンの言葉にも応えず突如としてうめきだしたのである。明らかな異変であった。
「これは・・・・・・天使達が」
「天使達!?」
「まさか。奴等」
シリウス達は麗花の言葉を聞いて危惧を感じた。そしてその危惧は不幸にして的中してしまったのであった。
その時シルヴィアとピエールは。虚ろな顔で前を進む人々を必死に止めようとしていた。だが彼等はそれでもそのぼうっとしたデクの如き進みを止めないのであった。
「止まって!」
「行くな!」116
必死に呼び止める。しかし止まらない。そしてそこにはあの子供達もいたのであった。やはり虚ろな目で進んでいるのだった。
「まずい、このままじゃ」
「天使達に」
「どうする!?」
暗い顔になるピエール。だがどうしようもなくなっていた。
そしてアポロもそこにいた。必死で彼等を止める。だがそのまま黒い壁に進みそのまま中に入っていく。そこにはバロンもいた。
「バロン!」
彼を後ろから抑え止めようとする。しかしここで壁から幾つもコードが出て来てそうして彼の耳や身体につき。そのまま壁の中に入れてしまったのだった。
「ど、どうなってんだよ!」
「おい、あんた!」
「あんたも!」
そのままアポロも中に入って行く。絶望的な状況になっていた。
アクエリオンでも異変が続いていた。麗花が呻きそしてグレンも異変を来たしていた。アクエリオンのコクピットからそのまま滑り落ちてしまったのだ。
「グレン!」
「・・・・・・・・・」
シリウスが呼ぶ。それでも反応はない。彼はまるで亡霊の様にふらりと落ちていく。彼の機体はそのまま街に自然
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ