暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十八話 一万年と二千年前から
[4/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
みたいね」
言葉を返すシルヴィアだった。
「ってことは」
「まずいな。ここにも奴等がいるのかよ」
一気に顔を曇らせたピエールだった。
「だったらここにいたらまずいぜ」
「そうね。あんた達・・・・・・」
バロン達に顔を向けようとする。ところが。
「いない・・・・・・」
「まさか!」
彼等がいないのを見て一気に顔を曇らせる二人であった。
「天使達に!?」
「おい、やばいぜ」
青くなった顔でシルヴィアに告げる。
「こりゃあよ。下手したら」
「こいつも!?」
「いや、こいつは大丈夫みたいだ」
懐から何か検査機のようなものを取り出してアポロに当てたうえで述べた。
「自分で天使からの干渉を防いでやがる」
「じゃあやっぱり私達と同じ」
「そうみたいだな。それよりもだ」
「そうね。あの子達を」
「むっ、バロン!?」
ここでそれまで倒れていたアポロが起き上がった。そうしてバロンの名を呼び周りを見回すのだった。
「何処だ、何処に行ったんだ皆!」
だが返事はない。アポロはそれを確かめてからすぐに彼等を探す為か何処かへと走り去ったのであった。シルヴィアがその彼を呼び止めようとするとここで通信が入って来た。
「お兄様!?」
「シルヴィアか」
「ええ」
兄の言葉に対して頷いた。
「まさかアクエリオンに乗っておられるのは」
「私と麗花とグレンだ」
「そう、今回はグレンなのね」
「そちらにその男は見つかったか?」
「いいえ」
兄の問いには首を横に振って答えるシルヴィアだった。
「残念だったけれど。人違いだったわ」
「そうか」
「とにかく。ここに天使達が来ているのね」
「そうだ」
通信の向こうから妹に対して答えるアポロだった。
「その通りだ。だから今は御前達も」
「それだけれど」
「何かあったのか?」
「その候補者がな」
ピエールがここでシリウスに対して言った。
「どっかに行っちまったんだ」
「何っ!?」
「ここにいる仲間を探してな。だからよ」
「探すというのだな」
「ああ、仕方ねえ」
こうシリウスに答えた。
「その間。頼むぜ」
「わかった。それではだ」
「すぐに戻るからな」
「おそらく激しい戦いになる」
シリウスはこう二人に告げてきた。
「それは注意してくれ」
「激しい戦いに!?」
「こちらに彼等も来ている」
「マグネイト=テンが!?」
「今の正式名称はロンド=ベルだったか」
シリウスは少し記憶を辿りながら妹に述べた。
「その彼等も来ている」
「そうなの。ここで」
「天使達の数も多い」
このことについても言及した。
「だからだ。すぐに避難してくれ」
「わかったわ」
「まずはあいつを見つけてからだな」
ピエールは顔を顰めさせて述べた。
「それからだな」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ