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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十七話 酷薄な天使達
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ここで。ビリーは言葉を僅かに濁らせてきた。
「あの四機はいいのですが」
「四機は!?」
「待て」
ギャブレーもこの言葉に突っ込みを入れてきた。
「今四機は、と言ったな」
「はい」
「ということは四機だけではないのか」
今のビリーの言葉からこのことを察知したのである。
「この世界のガンダムは」
「はい、実は全部で七機います」
こう皆に答えるビリーだった。
「この世界には」
「ガンダムは七機か」
ギャブレーは彼の言葉を聞いてまた考え込んだ。
「この世界のガンダムは」
「ガンダムは普通に何機あるものだけれどな」
ダバも言う。
「けれど。後の三機のガンダムには」
ここで彼もまた感じていたのだった。
「何かあるんですね」
「彼等は手段を選びません」
こうダバ達に告げるビリーだった。
「勝利の為には」
「ああ、つまりあれだな」
それを聞いてすぐに理解したのはアレンだった。
「どんな非道な作戦も辞さないってわけか」
「目的の為には手段を選ばずか」
フェイも言う。
「いるがな、そういう奴は」
「一般市民を巻き込んだこともあります」
ビリーの言葉が苦々しげなものになった。
「協力関係にある我々でさえも時にな」
「物騒な話だな、おい」
それを聞いてトッドも述べた。
「そんなやばい奴もいるのかよ」
「はい。ですからお気をつけ下さい」
「わかったぜ。それはな」
「ええ。そういうことで」
そんな話をしながら天使達と戦い続ける。ある程度の数を倒したところで。彼等の前に三機の戦闘機が姿を現わしたのであった。
「!?何だありゃ」
「今度は戦闘機かよ」
「連邦軍のものか!?」
「いえ、あれは」
テッサがあちらの世界の面々の言葉に応えて言う。
「連邦軍のものではありません」
「連邦軍のものじゃない!?」
「じゃあ一体あれが」
「さて」
テッサも眉をひそめるばかりだった。
「私にも。それが」
「では敵か」
バーンが最初にこう考えた。
「あれは」
「いや、待て」
しかしその彼にニーが言う。
「あれはこちらには来ていない」
「むっ!?」
「むしろ天使達に向かっている」
こう述べるニーだった。
「だとすればあれは」
「ガルラ帝国は天使達とも対立関係にあります」
ここでテッサがこのことも一同に話す。
「彼等は彼等以外の勢力全てと対立しています」
「それじゃあガルラ帝国!?」
「いえ、メカのタイプが違います」
テッサはこうも言うのだった。
「ですからあれは」
「といってもドーレムでもないな」
「そうですね」
彼等はこのことも言い合うのだった。
「明らかに」
「じゃあ何だ、あれは」
「あの三機の戦闘機は」
「通信を入れよう」
ここで大河が提案した。
「どうだ
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