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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十七話 酷薄な天使達
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さんが何だかよくわからない間に戦争終わらせたから」
「だから中南米にはいい思い出がないんだ」
「そうよ」
忌々しげに答えるアスカだった。
「どうにもこうにもね」
「まあ気持ちはわかるけれど」
「理解しなさい。ところでシンジ」
「何?」
「あんたどうして上着脱いでるのよ」
「だって。向こうですぐにプラグスーツに着替えられるように」
既にトウジからスーツを受け取っている。
「だからだけれど」
「着替えなんて一瞬で済ませなさいよ」
また無茶を言うアスカであった。
「そんなの」
「一瞬って。できるわけないじゃない」
「できるわよ」
それでも言うアスカだった。
「ほら、こうして」
「こうして?」
「これで終わりよ」
中学の制服に手をかけ威勢よく翻すとそれで終わりだった。どうやって脱いだのかさえわからないがそれでもアスカはそれだけでプラグスーツに着替えているのであった。
「ほら、簡単じゃない」
「簡単って」
「御前今のは」
シンジもトウジも今の着替えには眉を顰めさせていた。
「どうやって着替えたの?」
「しかもどうやって脱いだんや?」
「万丈さんに教えてもらったのよ」
誇らしげに言うアスカであった。
「ほら、万丈さんって何処からかマシンガン持ち出したりするじゃない」
「うん」
「確かにな」
それも考えてみればかなりおかしなことではある。
「それに一瞬で着替えたりするわよね」
「その方法を教えてもらったの?」
「そういうこと。これがかなり役に立つのよ」
こう言うアスカであった。
「お風呂やこうした着替えの時にね」
「何かアスカも何だかんだで変わったよね」
「ちゅうかやっぱりガンダムファイターに近くもなっとるで」
シンジもトウジも今のアスカを見て言うのだった。
「このノリは」
「そうかも」
「それにしてもあの方」
レイがここで呟く。
「こちらの世界には来られないのね。そしてあの勇姿を」
「そんなのあってたまるものですか」
アスカはそのレイの言葉にムキになって返す。
「幾ら何でも。世界を飛び越えるとか」
「やれそうだよね」
「あの人だけはな」
「できてたまるものですか」
あくまでその可能性を全否定するアスカであった。
「あんな変態爺さん。どうして死ななかったのよ」
「ってあの人死ぬの?」
シンジの言葉は身も蓋もない。
「あんな人が」
「あの方は不滅よ」
またレイが言う。
「決して。何があっても」
「是非。死んで欲しいわ」
あくまでマスターアジアを認めないアスカであった。
「ついでにあのドイツ忍者もね」
「ああ、そういえばあの人も今どうしてるのかな」
「生きてることは間違いないけれどな」
シュバルツ=ブルーダーのことも思い出す彼等であった。
「向
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