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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十七話 酷薄な天使達
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えず。また出て来るだろうしな」
「その時までのお楽しみってわけだな」
「申し訳ありません」
「謝る必要はないわよ」
「そうさ。こういうことはよくあることだからな」
「ロンド=ベルじゃ常識ってやつだな」
三人は彼等の調子でテッサに言葉を返した。
「まあとにかく戦闘は終わったし」
「次の作戦に備えて今は」
「リフレッシュといくか」
「ふむ。そうだな」
ブンドルが三人の言葉を聞いて頷く。
「それでは私も」
「ではわしはかみさんに送ってもらった枕で昼寝をするとしよう」
「ケルナグール、貴様そんなものを送ってもらったのか」
「おうよ、マクロスクォーターでな」
彼はわざわざそれで枕を取り寄せたのであった。
「かみさんの手作りじゃぞ。いいじゃろ」
「まあそうだな」
「って嘘だろ!?」
アレックスが今のケルナグールの言葉に色を失っていた。
「あんな青い肌のおっさんが結婚してるのかよ」
「おいおい、それだけで驚いてちゃ駄目だよ」
コウが笑いながらその彼に声をかけてきた。
「しかも美人なんだからな」
「何だってえ!?」
それを聞いていよいよ言葉を失うアレックスだった。
「あんな人が美人のかみさんをかよ!?」
「ははは、そう妬くな」
色々言われてもケルナグール自身は平気だった。
「ほれ、これがかみさんだ」
ここで結婚式の時の二人の写真を見せるのだった。
「どうじゃ。羨ましいだろう」
「世の中狂ってやがる」
「全くです」
ソーマも真顔であった。
「どうやら世界には異常事態が頻発するようです」
「はっはっは、そこまで妬いてくれるか」
「あのさ」
ヘクトールが呆然としながらリュウセイに尋ねた。
「あの人何であそこまで言われて平気なのかな」
「ああ、あの人奥さんのことになったらいつもああだからな」
「いつもなのかよ」
「だからだ。気にするなよ」
「ううむ、何と恐ろしい」
「ミステリーね」
ミーナも顔を顰めさせている。
「これは」
「だが。とにかくだ」
「ええ、そうね」
シェスとパトリシアもそんなケルナグールを見ていたが二人は結構受け入れていた。そのうえで別のものを見ているのであった。
「これで今回の天使達との戦いは終わりだ」
「だから。とりあえずは」
「全軍帰還して下さい」
ここでテッサが一同に告げる。こうして戦闘は終わったのであった。
そしてその頃。ある場所で厳しい顔の男と金髪の美男子が向かい合って話をしているのであった。間には端整な壮年の男もいる。三人で何やら話をしていた。
「大統領閣下」
「うむ」
大統領と呼ばれたその壮年の男は金髪の青年の言葉に顔を向けていた。
「アクエリオンのことだな」
「それは成功しました」
「あれでか」
「まずはあのようなものです」

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