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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十六話 青い血
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角になっているのを見て問う恵だった。
「それ?ひょっとして」
「絵をやってるんだ」
こう答える綾人だった。
「だからね。こうして」
「ふうん、そうだったの」
「ここだと絵がよく描けるよ」
さらに微笑んでの言葉であった。
「明日。描こうかな」
「いいんじゃない?それって」
恵もそれに賛成した。
「何もしないよりはずっとね」
「何もしないよりはって何なんだよ」
「ちょっとね」
「!?」
急に顔を曇らせる恵に何かを感じた。
「どうしたんだい?急に」
「何でもないわ。あたしはTERRAの仕事もあるけれど」
「うん」
「あんたは時間があればどんどん描けばいいわ。気が済むまでね」
「じゃあそうさせてもらうよ」
「時間がどれだけあるかはわからないけれど」
その辺りはドーレムの存在もありよくわからないことだった。
「まあそれでもね。描けばいいわ」
「わかったよ。それじゃあ」
彼はこうしてとりあえずは描き続けることになった。その頃ペルーに進んでいたロンド=ベルにおいて一つの事件が起こっていた。それは。
「あのゲッターは無理なのか」
「ああ」
ゴウが竜馬に答えていた。
「東京ジュピターに入ったよな」
「あの時か」
「本来ロンド=ベル全機が東京ジュピターに入るのは無理だったらしい」
「その通りだ」
答えたのはカティだった。
「それは無理だと思ったのだが真ドラゴンのゲッターの力がそれを可能にした」
「ゲッター線か」
「そうだ。真ドラゴンのゲッター線のエネルギーの質量は他のマシンの比ではない」
隼人に対しても述べた。
「それが全機入ることを可能にさせたのだ」
「そうだったのか」
弁慶はそれを聞いて頷いた。
「そうした事情があったのか」
「それでだ」
カティはさらに言った。
「その時にゲッター線のエネルギーをかなり使ってしまい」
「真ドラゴンは動けないのか」
「そういうことだ」
武蔵にも述べた。
「そのせいでだ。真ドラゴンは当分使えない」
「それはいいが困ったな」
竜馬は話を聞き終えてこう呟いた。
「あのゲッターが使えないとなると」
「時間を超えたことも大きかったみたいね」
「そうだな」
ケイとガイも言う。
「それもあって今は」
「真ドラゴンは動かなくなった」
こういうことだった。
「だから暫くは俺達は」
「それなら」
ここで竜馬が三人に言った。
「俺に考えがあるんだが」
「考え!?」
「そうだ。丁度こっちにはドラゴンが空いているんだ」
それでも置いておいていたのである。
「よかったらそれに乗ってもらえないか?ドラゴンに」
「じゃあそれに俺達が乗って」
「戦えるのね」
「真ドラゴンがなくても」
「その通りだ」
ゴウだけでなくケイとガイにも答えた。

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