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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十六話 青い血
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らないものを話に出すユウナであった。
「アズラエルさんの御好意もあって。正直セイラン家もかなり出費したしね、あれには」
「待て」
今のユウナの言葉に真剣に問い返すカガリであった。
「今何て言った?メカカガリ!?」
「そうだよ。メカギルギルカンの技術を応用してね」
随分ととんでもないものらしい。
「やっとだったね。けれどこれで国防も怖いものなしだよ。例えビッグファイアが来ても」
「ビッグファイアはいい」
実際にはよくはないが問うのだった。
「そのメカカガリというのは何だ?」
「決まってるじゃないか。カガリをモデルにして開発した巨大ロボットさ」
「巨大ロボット!?」
「そう。あるゲームのラスボスでね」
カガリ自身に問われていることを忘れて上機嫌で説明するユウナだった。
「金色で五頭身の。本当にメガグラビトンウェーブを放つんだよ。まあカガリ自身が怪獣とあまり変わらない頭のレベルだからそのAIもね・・・・・・おごおっ!!」
「貴様ァ!!」
早速ユウナを思いきり殴り飛ばすカガリだった。ユウナもその拳を横顔に直撃を浴び瞬時に十メートルは吹き飛ばされるのだった。
「まだ懲りていなかったのか!怪獣映画だけではなく!」
「カガリ、一つ言っておくよ」
だがユウナも見事だった。殴り飛ばされながらもすぐに立ち上がり毅然として言うのだった。ただしその顔の右半分は完全に晴れ上がっている。
「これは浪漫なんだよ」
「浪漫!?」
「そう。男は自分の趣味の為には喜んで金を使う」
言葉だけは立派である。
「そういうものなんだよ。これで我がオーブはあんた・・・・・・うげぼっ!」
「何が浪漫だ何が!」
今度はジェットアッパーを受け天井に吹き飛ばされたのだった。
「国家予算使って何をやっている何を!」
「安心するんだカガリ」
「何をだ!」
落下して逆さまになりながらも毅然としているユウナだった。もっともその直後に見事に頭から落下してしまったのであるが。
「我がセイラン家も随分とお金を出しているからな」
「セイラン家の金もか!?」
「勿論だよ。言った筈だよ」
また立ち上がり毅然として言う。
「男は。自分の趣味の為なら喜んで大金を使うと」
「それで自国の国家元首を怪獣にするのか貴様は!」
「それもまたよし」
勝手にそういうことにしてしまっていた。
「夢の為にはね」
「じゃあ今夢を見せてやる!気が済むまで殴ってな!」
こうしてユウナに鉄拳制裁に入るカガリだった。最早手がつけられない。そんなカガリをよそに皆は話をするのであった。
だがテッサはそんなカガリを見ながらふと言うのであった。
「カガリさんはいいですけれど」
「ええ」
「ユウナさんは。大丈夫なんですか?」
その鉄拳制裁を浴びているユウナのことだった。
「あ
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