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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十五話 神人、目覚める
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だが仕方ないな」
「そうだ。今はな」
ブライトがすぐに冷静さを取り戻したアムロに対して告げる。
「仕方がない。撤収するぞ」
「わかった」
「そしてだ」
ブライトはアムロにそう述べたうえで綾人を見た。
「あのマシンだが」
「そうだな。紫東大尉」
「はい」
遥がアムロの言葉に応えた。
「それじゃあ。綾人君」
「ええ」
綾人が彼女の言葉に応えた。
「来て色々と教えてあげるわ」
「色々とですか」
「青い血のこともね」
「えっ・・・・・・」
遥の今の言葉を聞いてまた愕然とした顔になった。
「どうしてそれを」
「ダメージを受けたからまさかと思ったけれど」
実は今のは遥の言葉の駆け引きだったのだ。
「その通りだったみたいね」
「うう・・・・・・」
「さあ、行くわよ」
だがこれで話の主導権を握った遥はまた綾人に言うのだった。
「いいわね」
「わかりました」
「私の名は紫東」
「紫東さん?」
「そうよ。それで」
ここで戸惑いを見せる。だがそれでも意を決してまた言うのであった。
「紫東遥。地球連邦軍特務大尉よ」
「特務大尉!?」
「本来は軍属じゃなくてね」
少し笑って綾人に述べた。
「それでね。そうなってるのよ」
「そうだったんですか」
「ええ。今はロンド=ベルに所属しているわ」
「ロンド=ベル!?」
「詳しい話は後よ」
とりあえずは、であった。
「行きましょう。一緒にね」
「わかりました」
何はともあれ綾人は彼女と共に行くのだった。そして撤収し東京ジュピターの外で話を聞く。それは彼にとっては驚くべきことであった。
「六十億人ですか」
「その通りです」
テッサが驚きを隠せない綾人に対して告げていた。遥も一緒である。
「二三〇〇万ではなく」
「人類は東京以外は滅亡したんじゃなかったんですか」
「多くの人が死んだわ」
遥はこう述べた。
「けれどそれと同じだけ多くの人が生きているわ」
「同じだけですか」
「そして多くの戦いがあったわ」
「戦いがですか」
「四年前にもあったし」
「四年前!?」
綾人は今の遥の言葉に思わず顔を顰めさせてしまった。
「四年前って。その時はまだ」
「時間の流れが違うんだよ」
彼に説明したのは闘志也であった。
「東京ジュピターとこちらじゃな」
「時間の流れまで違うんですか」
「そうなのよ。東京ジュピターが出来た時にね」
「はい」
遥の話を聞く。
「私はまだ学生だったけれど今じゃお姉さんになってるじゃない」
「もう二十九歳だからな」
シンが真面目に説明する遥の横で言う。
「つまりもうすぐ大年増なんだぜ。すげえだろ」
「こらっ」
遥は今のシンの暴言にすぐに鉄拳で反応した。その頭を思いきり殴る。
「誰が大年増よ。私はまだ二
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