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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十五話 神人、目覚める
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よ!」
それを聞いて驚きの声をあげたのはジュドーだった。
「すぐに助けに行かねえと!」
「俺が行く!」
「俺もだ!」
「よし!」
ビルギットとアポリー、ロベルトがすぐに向かう。しかしそれよりも先に。
「ああっ!」
「遥さん!」
ドーレムの攻撃を受けて遥の戦闘機が撃墜された。脱出はするがそこにまた戦闘により破片が迫るのだった。
「間に合わない!」
「やばいぞ!」
皆それを見て絶望の声をあげる。しかしそこに綾人のマシンの手が来て彼女を護るのだった。
「大丈夫ですか!?」
「綾人君・・・・・・」
「よかった、無事みたいですね」
「え、ええ」
何とか言葉を返す遥だった。
「有り難う」
「けれど。一体」
「まずはドーレム達を全部倒して」
「ドーレム!?」
「今戦闘を行っているその相手よ」
「今僕達に攻撃をかけているその相手ですね」
「そうよ。だから」
「わかりました」
遥のその言葉に頷きそこに来たドーレムに攻撃を浴びせる。それでまた一機倒すのだった。
「けれど」
「ええ、わかってるわ」
遥は綾人の言葉に頷いた。
「まずはね。彼等を倒しましょう」
「はい」
確かに今はそれしかなかった。彼もまた戦いを続ける。しかしそれを見ている彼の母がここでまたある言葉を呟くのだった。
「ラーゼフォン」
「ラーゼフォン!?」
その言葉が耳に残る。しかし今はそれよりも戦闘の方が重要だった。とりあえずはロンド=ベルの活躍もありドーレムは退けたのだった。
「終わったな」
「はい」
トーレスがブライトに対して答える。
「とりあえずはそうですね」
「だがそれでもな」
「ええ」
彼等はあらためてそのマシンを見るのだった。
「あれは何なんでしょうかね」
今度はサエグサが言った。
「ライディーンみたいな感じもしますけれどね」
「ええ、確かに」
洸が彼等に対して答える。
「けれど。明らかに違います」
「そうだな。何なのかわかりはしない」
「そもそもあれは敵でしょうか味方でしょうか」
サエグサはいぶかしむ声でブライトに尋ねた。
「それすらもわかりませんけれど」
「それも調べる必要があるな」
「そうですね。ですが今は」
「そうだ。東京ジュピターの制圧だ」
まずはそれであった。
「予定通りな」
「わかりました。それでは」
それに取り掛かろうとしたその時だった。不意に。
「待って下さい」
「むっ!?」
テッサだった。彼女が通信を入れてきたのだ。モニターにもその姿が出ていた。
「残念ですが作戦は中止です」
「異変ですか!?」
「そうです」
そう答えるのだった。
「ガルラ帝国が東京方面に進出してきました。ですから」
「くっ、こんな時にか」
それを聞いて歯噛みするアムロだった。

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