第九十四話 もう一つのゲッター
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?」
「しかもゲッターまで。何が一体」
「お話は後です」
驚きを隠せずに声を出し続ける彼等にテッサが告げた。
「それは後で御願いします」
「後!?」
「今度は何なのよ」
「いや、待て」
最初に気付いたのはガイだった。
「あれは」
「ドーレム!?」
「それに見たこともないマシンが」
「来たぞ!」
アレグリットに気付いたその時だった。そのアレグリットが三人の真ドラゴンのところにやって来たのである。大きなマシンだがそのことを感じさせない速さだった。
「こちらに」
「どうするの?それで」
「決まっている」
ゴウがガイとケイに対して答えた。
「敵ならば倒す。それだけだ」
「そうね。それじゃあ」
「行くぞ!」
「行け、ドラゴン!」
ゴウがメインパイロットとなって動かした。そしてアレグリットに対して斧を一閃させた。
「ギャああああああああああああっ!」
紙を引き裂くような女の声があがった。そしてその一撃を受けるとそのまま東京ジュピターに消えた。他のドーレム達もそれを見て姿を消すのであった。
「あれっ、あれで終わりかよ」
「思ったより呆気なかったな」
「そうね」
ザンボットチームがそれを見て言った。
「何かよ。心配して損だったな」
「そうだな。けれどわかったな」
「ええ。アレグリットでも私達で相手ができるわ」
わかったのはこのことだった。
「それがわかったし。だから今回は」
「よしとするべきですね」
テッサが恵子の今の言葉に頷いた。
「この場は。それでは」
「はい」
すぐに次の指示を出すのであった。
「真ドラゴンは合流して下さい」
「そっちにか」
「そうです」
ゴウに対して答える。
「まずは合流して下さい。色々とお話したいことがあります」
「ああ、わかった」
ゴウもテッサの言葉に頷くのだった。
「そうだな。本当に四年経ったのか」
「まだ信じられないし」
「俺もな。それを考えれば」
これについてはケイもガイも同じだった。何はともあれ彼等はロンド=ベルに合流しそのうえで何があったのかを聞くことにしたのである。
「そうだったのか」
「本当に四年経っていたのね」
「まさかとは思ったけれどな」
そして口々にこう言うのであった。
「そしてガルラ帝国とやらが出て来て」
「そのうえ天使まで出て」
「そしてあんた達ってわけか」
「そういうことだ」
大河が彼等に対して答える。
「我々も正直驚いたものだ」
「そうだろうな」
ゴウは大河のその言葉に対して頷いた。
「俺達だってまだ信じられないからな」
「私も。本当にまさかという感じよ」
「四年経っていただけじゃなかったんだからな」
三人はあらためて述べる。とにかく信じられないことであった。
しかしそれで終わっている暇は
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