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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十四話 もう一つのゲッター
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よ!」106
四人はまた驚きの声をあげる。それを隠すことができなくなっていた。
「そういえば」
ここでカミーユが思い出したように声を出した。
「この世界では四年前に」
「そうだ。早乙女博士とインベーダーとの決戦があった」
グラハムが彼に対して答える。
「これは前に君達に話したな」
「はい。その時にガンダムマイスターは崩壊したと思われていたんでしたね」
「その通りだ。その時にあのゲッターは獅子奮迅の働きをした」
「あの真ドラゴンが」
「彼等とガンダムマイスターの活躍により世界は救われた」
この世界での話であった。
「だが。その時に」
「その時に!?」
「何があったんですか?」
ファもグラハムに対して問う。
「一体何が」
「あの真ドラゴンは早乙女博士と共に時空の彼方へ消え去った」
「早乙女博士と共に」
「そうだ。早乙女博士は断末魔の力でブラックホールを作り上げ」
この世界の早乙女博士は間違いなく尋常な人間ではなかったようだ。
「それに真ドラゴンも道連れにしたのだ。パイロット達と共に」
「パイロット達も」
「それで。あの真ドラゴンは」
「そうだ。だが彼等は今ここに姿を現わした」
その真ドラゴンを見据えていた。
「何故だ。一体」
「ここは何処だ!?」
「地球!?」
「おい、馬鹿を言え」
ここでその真ドラゴンから三人の声がした。
「俺達はブラックホールに飲み込まれたんだぞ。宇宙で」
「それはわかっているわ、ガイ」
少女の声だった。
「けれど。ここは」
「何処なんだ?見たところこれは」
「ゴウさん、ケイさん、ガイさん」
テッサが真ドラゴンに通信を入れた。
「貴方達ですか?」
「!?この声は」
「間違いないわ」
「大佐なんだな!?」
「はい、そうです」
テッサは三人の問いに答えた。
「テレサ=テスタロッサ。連邦軍大佐です」
「見れば皆いるな」
「そうね。確かに」
「皆な」
「だが」
ゴウと呼ばれた少年がここで声をあげる。
「見慣れない奴等もいるな」
「そうね。それもかなり」
「しかも連中は何だ?」
ケイとガイも言う。
「インベーダーじゃないな、あれは」
「そうね。どう見ても」
「それに宗介達が」
ガイもケイもゴウも口々に言う。
「随分老けたな。何があったんだ?」
「当然だ」
その宗介がクールに三人に返す。
「四年だ」
「四年!?」
「そうだ。四年経っている」
こう三人に述べるのだった。
「御前達がブラックホールの中に消えてな」
「馬鹿な、四人だと!?」
「そんな。今さっきブラックホールの中に放り込まれたのに」
「どうなっているんだ!?」
三人にとってはもう何が何だかわからないことだった。
「それにあんた達は一体」
「何処の誰なの!
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