第九十三話 ガンダムマイスター
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第九十三話 ガンダムマイスター
まずは新たな仲間と合流したロンド=ベルはウラジオストクに戻った。そこで数日整備や補給に専念した後でテッサから通達を知らされた。
「連邦軍からの要請です」
「要請ですか」
「やはり貴方達はお客人ということなので」
こうグローバルに答えるテッサだった。
「それでです」
「ふむ。左様ですか」
「はい。それでです」
こう述べてからさらに話すのだった。
「今後の作戦ですが」
「一体何でしょうか」
「まずはオーストラリアに向かって欲しいとのことです」
「オーストラリアに」
「はい。今あの地域はグレードディバィディング砂漠にガルラ帝国の軍事基地があります」
「ガルラ帝国の。それでは」
「はい、その通りです」
グローバルが何を言いたいのか察しての言葉であった。
「その基地の攻略です」
「わかりました。それでは」
「我々も向かいます」
テッサは自身も出撃すると言った。
「トゥアハー=デ=ダナーンで」
「それですが大佐」
グローバルはここでそのテッサに言ってきた。
「その潜水艦ですが」
「何か?」
「今後も我々と行動を共になさいますね」
「ええ。それは」
まずはその問いに答えるテッサだった。
「戦闘があり限り」
「わかりました。それではです」
テッサのその言葉を受けてまた言うのだった。
「マクロスかマクロス7には入られては如何でしょうか」
「トゥアハー=デ=ダナーンと共にですか」
「その通りです。どちらかならば」
グローバルはさらに言う。
「潜水艦の一隻なら収容可能ですし」
「そして必要な時に出撃をですね」
「そうです。それでどうでしょうか」
「そうですね」
グローバルのその言葉を聞いて考え込むテッサだった。だがそれもすぐに終わりこう答えるのだった。
「わかりました」
「どうされますか?」
「ではそれで御願いします」
こう答えるのだった。
「宜しいでしょうか」
「無論です」
グローバルには反論はなかった。これで決まりだった。
「それではすぐにでも」
「はい、それではそのように」
こうしてテッサ達も常に彼等と行動を共にするようになった。ロンド=ベルは要請通りにオーストラリアに向かった。砂漠ではもうガルラ帝国の大軍が展開していた。
「よっし、今回も盛大なお出迎えだぜ!」
「数にして五千ですね」
デュオに対してカトルが述べる。
「レーダーに映っている限りは」
「あくまでレーダーに映っている限りかよ」
「まだいる可能性があるな」
ウーヒェイはその可能性を考慮に入れていた。
「これはな」
「おそらくそうだな」
その彼にトロワが述べる。
「この砂漠は砂に隠れ易い。ならば」
「来るということだな」
ヒイロ
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